我々プロレスファンにはある種「緑の日」とも言える6.13、朝から偲ぶあの姿、不沈艦との激闘、天才との夢を追ったあの頃を胸にやってきました青山に!
トーキングマスターズ シーズン12
~“天才”と“不沈艦”!6月13日という日に運命的再会!!~
武藤敬司 × スタン・ハンセン
日程:2023年6月13日(火)19:00開始
会場:青山 LA COLLEZIONE
主催:株式会社シャイニング
ーー盛大な拍手に迎えられるといきなり三沢光晴その人のお話に。「今年俺は、無事に引退することができました」とTwitterで三沢に報告していた武藤。ハンセンに三沢の印象を尋ねるとーー
ハンセン)やっぱり三沢というと一番思い出に残っているのはものすごく力強い、強烈なエルボー。たくさん激しい試合をした。すごく痛い思いをしたね(しみじみ)
会場でもみなんさんうんうんと頷くーー
武藤)実はね、俺とミスターハンセンとはね、一回試合してんの、タッグで※1、で一回海外でもタッグ組んでんの※2。でもお互い全く覚えてないからこの話やめておこう(笑)
ハンセン)今まで何回もいろな方からあの時の試合はどうでしたかって聞かれるんだけど、通算1,000試合とかやってるからはっきりと覚えてないんだよ。
武藤)日本ではね、すごい田舎のほうでやってんの。アメリカでもむちゃくちゃ田舎でやってんの※1、日本のマスコミきてないよきっと(笑)
ハンセン)覚えてない時もこうして「ハハハ!」って握手しとけばいいんだよ(笑)
そして自身の引退試合に触れる武藤ーー
武藤)俺はね、引退試合ね、腐れ縁の蝶野を引っ張り出したの、最後に。俺たちみたいにさ、ミスターハンセンにとっての腐れ縁っていうのはさ、どうしてもブルーザー・ブロディ。ブロディに関してはどんなあれなんですかね?
ハンセン)ブロディに関してはすごくいろんな思い出、いろんな話があるんだけど・・・、ここでは決してシェアできないな(笑)でもみんな知っての通り早すぎたよね、すごく寂しいしすごく哀しい。もっと長く生きていればお互いどこかで戦うチャンスもあっただろうし・・・。でもハンセンのパートナーはブロディ、ブロディのパートナーはハンセン、というタッグチームとして皆さんの記憶の中に残っていれば嬉しいね。
テリー・ファンクの話もーー
武藤)35年ぐらい前かな?WCWにいた時にアマリロ行ったんですよ。テリー・ファンクの家行ったんですよ。牧場になっててど真ん中に汽車があるんですよ。ひとつの車両を置いてあって。そこ部屋として使ってて、こうイスに座ったら「そのイスはマリリン・モンローも座ったことがあるイスなんだ」って言ってたよ、テリー・ファンクが。それハンセンさん知ってますか?ホントですか?
ハンセン)ワッハハハハ!それはまたテリーに聞いたほうがいいよ!フフフ、テリーはちょっと誇張するとこがあるからな~(爆笑)
武藤)35年間ずっと信じてたよ!いっぱい言いふらしちゃったよ!(笑)
最後はやっぱりみんなでウィー!ーー

他にも貴重なお話、爆笑エピソードが飛び出し、待ってましたの撮影会も。あの日から14年、やっぱり6.13はどこか寂しくなっちゃうなと感じてましたが、おかげ様でたくさん笑って帰路に就きました。
今日もプロレス最高っ!
文:スレンダー川口