閉じる

「ニンジャバットマン ザ・ショー」そのきっかけを聞いてみた!_vol.3

★第三弾インタビューでは、ファンとの関わり、そしてコロナ禍での公演で重要な要素をお伺いしました。


・昨年開催されたDCファンドームでの衣装公開、クラウドファンディングの実施、東京コミコン2020への出展のほか、下浦さん自身も様々なイベントに参加されPR活動をされておりますが、ファンの方の反応はいかがですか?また意見をお伺いして変わっていったことはございますか?

DCアンバサダーの方たちとグッズの意見交換会とかをやっていました。来月もあるんですよ。(4月初旬時点)

実際にアメコミファン、バットマンファンから色んな角度の意見を聞いて、「何をどう求めているか。」「ここを求めてるのか。」「じゃあここに刺さるような宣伝を考えたほうがいいな。」というのを知れました。

僕はたぶん演劇のプロデューサーとしては特殊で、海外の映画ではプロデューサーが脚本をいじるとかあるのですが、演劇のプロデューサーはあまりそれをしないんですよ。

ただ僕は劇団上がりなので、中身の部分、演出面でも「この作品を観てきて、ここがよかったから反映させよう。」とか、ある程度の決定権を持って話をしたりしています。

・現在話題にされることが多い音声SNS「Clubhouse」での「プロデューサーと演出が語る部屋 @Clubhouse」が毎月22日22時~定期開催決定とのことで、誰でも聞ける環境で本作の裏側、製作段階について語ることの意図としてはどのようなことなのでしょうか?

自分がどんな思いで、どんなに愛情をもって作品に接しているかというのは伝えたいと思ってます。

ファンの方からの意見で「え?そのシーンのそこに注目してるの?」と驚かされることがあったり、私たちのプランをふわっと伝えると「あれ?これは受けないのか???」とかいろいろ気が付いて面白いですね。

アトラクション性については、話していく中で「あまりハードルはないんだな。」と思えました。

【ショー】にする時に重要な没入感とか体感という部分は、「彼らにとっても刺さる部分なんだな。」と話していく中で確信に変わりました。

やはり同じメンツだけで話していても新しいアイディアは出てこないんです。

例えば「Clubhouse」にシルク・ドゥ・ソレイユの出演者がふらっと入ってきたり、戦隊もののショーによく行ってた人が入ってきたら、その人たちの色々なアイディアを反映できるはず。いろんな人と喋ることがインプットになるんですよ。

例えば『鬼滅の刃』がヒットしました。「すごいですね。」で終わってたら僕らの職業はなにも意味が無くて。

ヒットした理由は、「背景なのか?キャラクターなのか?テーマ性なのか?」など「何故か?」と考えることがすごく重要だと思ってます。

正確は誰もわからないが(わかってたら世の中ヒット作ばっかりになってるはず(笑))、自分の中での言語化して、結論が出ていれば自分のやるべきスタイル、方向性、プロデュースができるはずと思ってます。

なのでそういった意味で「Clubhouse」をやってますね。

・DCコミックスのファンは世界中に沢山いらっしゃいます。中でもバットマンは、ハリウッドで実写化の際はバットマンに抜擢された俳優に”数日間はSNSを見ないように”等の指示があるなど熱烈なファンが特に多いように感じます。

製作段階からどのようにファンと向き合っていこうと考えてられておりますか?

バットマンはファン数が世界的にずば抜けてますよね(笑)。

本作に限らず、原作ものをやるときはやっぱりそういうこともあります。

ファンの声というのは大事ですが、ある程度、実際に作品を創っている段階までいってしまうと、ネガティブな要素は必要ないというか、ポジティブな要素だけ見ればよくて、占いと一緒。

いいことだけ拾っていればよいなと思います。僕自身占いはやらないですが(笑)

よくあるじゃないですか、演出家が稽古で演出つけて、スタッフの重鎮と飲みに行って意見を聞いて芝居を変えてしまったり、先輩の役者に相談したらまた別の角度の意見を言われて、翌日の稽古で演出家に怒られるみたいな(笑)。

軸がブレブレになっちゃって、稽古で一か月作ってきたことがよくわかんないことになって千秋楽迎えるみたいな(笑)。人間だからそういうこともあるかもしれない。

でも今回は長期公演なので、その日だけしか観られないオリジナル要素も重要だけど、一定の面白い【ショー】というのを担保しなくてはいけない。

SNSの意見をみてもそれをバネにしたりとか、消化できる自分(役者)のメンタル状況が分かっている人なら見ても良いと思う。

「慰めてほしい」「安心したい」とかというメンタル状況なら「見るな」といいますね。

出る側は気にしなくていいと思っていて、「僕らが気にする」でいいと思う。

100人の意見を全て踏襲することはできないので、判断する自分の中で取捨選択があれば、あんまり軸はぶれない。

本作については、自分のやりたいこと、コンセプトが明確になっているから、何百人と話ができるというのはあるかもしれないですね。

・現在のコロナ禍で、多数の舞台公演で、1席空けての販売など感染症を考慮した形で実施されており、業界的に厳しい状況が続いております。このような状況でも”売れる公演”の重要な要素は何だと思いますか?

やはり【ショー】だと思います。

ふらっと来てくれる感じになればいい。次の予定の待ち時間に、デートとか、買い物の帰りに【ショー】を観るでもいい。

お茶する感覚で。そのためにバックボーンのストーリーとかが分からなくても、日本語が分からない人でも、ふらっと来て観てもらえる作りにしようと思ってます。使い古されてるかもしれないけど、「子供が観ても楽しめる」というのも本気で考えています。

元々バットマンのストーリーの軸は分かりやすいので、「バットマンってなんか聞いたことあるな」くらいの方でも楽しませる。そういった想いで作品を作ってます。

★第四弾インタビューでは、長期公演へのチャレンジ、そして下浦貴敬氏が見据える今後の『ニンジャバットマン ザ・ショー』、演劇界について語っていただきました。


【作品概要】

『ニンジャバットマン ザ・ショー』

2021年11月06日(土)~11月30日(火)

会場:Theater Mixa(東京・池袋)

出演:なだぎ武 ほか

料金(税込):

① 選べるグッズ付き「プレミアシート・チケット(1階前方5列目まで保障)」:7,900円

② 臨場感たっぷりに楽しめる「S席(1階席)」:5,500円

③ ショー全体がよく見える「ステージビュー・チケット(2階席)」:4,500円

④ 気軽に楽しめる「スタンド・チケット(2階席)」:3,500円

※未就学児童入場不可

■チケットはこちら

チームごとの販売ページをご用意しております

【闇-YAMI-】高澤礁太/細川洪/平野茜子/藤田笑美

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34607

【黒-KURO-】澤田拓郎/財木琢磨/鈴木さあや/佃井皆美

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34744

【夜-YORU-】滝川広大/なだぎ武/安納サオリ/室田瑞希

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34610

【影-KAGE-】山川蓮矢/ASUKA/鈴木彩海/安藤美桜

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34612

公式HP

https://batman-ninja.jp/

公式Twitter

https://twitter.com/BatmanNinja_jp

■チケット販売システムをお探しの方はこちら!

チケットペイ

https://lp.ticketpay.jp/

新着記事