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「ニンジャバットマン ザ・ショー」そのきっかけを聞いてみた!_vol.1

『ニンジャバットマン』ーバットマンと宿敵ジョーカーたちが日本の戦国時代にタイムスリップして怒涛の展開で戦いを繰り広げるーという、ワーナー ブラザース ジャパン製作の異色のアニメーション映画。

そんな作品が舞台化に心躍らせ、コロナで中止に心折られ、再演のお知らせにグっとこぶしを握った我々。いったいどんな想いで作られているのか、プロデュースを手がけるOffice ENDLESS代表:下浦貴敬氏にその経緯を含め語っていただきました!


【第一弾】再演を決定した理由

・『ニンジャバットマン』を舞台化するに至った経緯をお聞かせください。

そもそも2020年に公演予定でしたので、2018年くらいから動いていました。今回演出を担当するNAO-Gさんが元々バットマン好きで、中でもニンジャバットマンを舞台化したいという熱意があり、権利元のワーナーブラザースさんにファーストアプローチをしたところ、かなり好感触だったんです。

具体的に興行にしていく為に、NAO-Gさんから協力をお願いしますと連絡をいただきました。僕自身は過去の実写バットマン映画はある程度は観ていましたけど、ニンジャバットマンは知りませんでした。その後すぐに視聴したところ、舞台化への可能性を感じたんです。

私は、震災の時に個人で会社を立ち上げ、5年間は1人で経営し、その後、人を雇っていき、外部公演の本数が増えていきました。

設立10年目を迎え、次のステップを見据えていたタイミングでのお話でした。

日本で海外のお客様を呼んで、日本発のコンテンツを海外に持っていくことが、この先5年の目標の一つだったので、その意見が一致しました。

ニンジャバットマンは観たことがなくても、忍者とバットマンのフレーズを聞いたことがある人は日本国内も、世界的にもかなりの人数がいるだろうというところで舞台化しようとなりました。

・昨年コロナウィルスの影響により、一旦中止とした『ニンジャバットマン ザ・ショー』をリスクを承知で再演を発表した経緯をお聞かせください。

ワーナーブラザースジャパン、USのワーナーブラザース、トリックスターエンターテインメントほか委員会各社は日本発のコンテンツを海外へ持っていくことに賛同してくれていました。

しかし昨年の段階でチケットも売り出していましたが、コロナウィルスが蔓延し、新宿シアターモリエールでの三か月公演は残念ながら中止せざるを得ないという決断になりました。

去年の段階でコロナ禍がいつまで続くかわからない状態で、各社かなりの影響を受けていました。

委員会自体は1年間ぐらいずっとオンラインで隔週開催しており、そこで延期・中止等の検討を行っていましたが、自然と委員会各社が1社も降りなかったんです。その流れで再演をしようということになりました。

・コロナ以降、演劇界でもクラウドファンディング等実施されております。ショービジネスの存続というのが主な目的ではありますが、舞台の裏側を見せるということが積極的に行われるようになりました。

コロナ以前と現在とで、どのように舞台業界の変化を感じられておりますか?

これはなかなか一言でお伝えしきれないんですが、本当にすべてが変わりました。

製作側も演出もプロデュース面もそうですが、何よりお客さんのエンターテイメントに対する見方・価値観・比率などすべてが変わってしまいました。これだけを主題に語れてしまうぐらいですね(笑)。

オンラインオーディションも実施しましたし、稽古時は常にマスク・フェイスシールドをつけ、アクリルパネルを設置し、1時間おきに換気・消毒を遵守で行っています。

・昨年中止となり、会場も新宿シアターモリエール(キャパ:186席)からTheater Mixa(キャパ:301席)に変更となりました。そのような場所、現在の状況等による演出プランの変更等もあるのでしょうか?

Theater Mixaで変わったことはキャパシティが増えるのと、空間的に高さが出るのでそれに合わせた演出を考えています。

以前公演予定だったシアターモリエールは新宿のど真ん中で、アクセスの部分でかなり良かったです。

現在の事務所前の通り(新宿)では、コロナ前までは中国・アジアからの観光客がとても多かったんです。なので、新宿周りで海外の人がお金を落とすのを間近に見ていました。

10年前はほとんど見なかったのですが、コロナ前の2019年の時は電車の中やコンビニなど、1日の中で外国人を見ない日はなかったです。そういった意味ではシアターモリエールは外国人向けの立地的にも良かったんです。

Theater Mixaに決めた経緯としては、去年、フットワークの軽さもあり、社内で多数の配信コンテンツを作りました。この規模の会社・フットワークの軽さがなかったら実現してなかったと思いますし、タイミングや運も良かったです。

そういった中で、Theater Mixaの入っているビル「Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)」が昨年の3/19(木)にグランドOPENしたんです。

複合エンタメ施設なので、人を呼んでなんぼのビルでしたが、OPENしたもののコロナ禍でやることがない為、講談社さんとの話し合いで、「配信環境は弊社にあるので、コンテンツを作って配信しましょう。」ということになりました。

コンテンツ自体も出演者は少数で、稽古期間も通常のように1か月も実施せず、短期間で作りましょうとなり、現在の『ひとりしばい※1』や声優の朗読劇を作っていきました。

その中でTheater Mixa、そして池袋に人が戻ってくるためのモノづくりをしようと。

配信を2週間に1回ぐらいの頻度でやっていたので、池袋に人が増えるのを目の当たりにしていました。それでもコロナ禍以前に比べて海外の人は少なかったです。

池袋は観光もそうですが、アニメ・ゲームが好きな人がアニメイトなどに寄って買い物をしていくことでも知られています。

そういった以前の風景を戻す手伝いもやってきたいとの想いも芽生え、Theater Mixaで再演しようということになりました。

※1講談社とOffice ENDLESSの共同配信プロジェクト。現在も好評配信中

⇒vol.2へ続く。

★第二弾インタビューでは『ニンジャバットマン ザ・ショー』のキャスティング、製作陣のお話、そして『ニンジャバットマン』舞台化するにあたり、下浦貴敬氏が感じているプレッシャーについてお話いただきました。

【作品概要】

『ニンジャバットマン ザ・ショー』

2021年11月06日(土)~11月30日(火)

会場:Theater Mixa(東京・池袋)

出演:なだぎ武 ほか

料金(税込):

① 選べるグッズ付き「プレミアシート・チケット(1階前方5列目まで保障)」:7,900円

② 臨場感たっぷりに楽しめる「S席(1階席)」:5,500円

③ ショー全体がよく見える「ステージビュー・チケット(2階席)」:4,500円

④ 気軽に楽しめる「スタンド・チケット(2階席)」:3,500円

※未就学児童入場不可

■チケットはこちら

チームごとの販売ページをご用意しております

【闇-YAMI-】高澤礁太/細川洪/平野茜子/藤田笑美

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34607

【黒-KURO-】澤田拓郎/財木琢磨/鈴木さあや/佃井皆美

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34744

【夜-YORU-】滝川広大/なだぎ武/安納サオリ/室田瑞希

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34610

【影-KAGE-】山川蓮矢/ASUKA/鈴木彩海/安藤美桜

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34612

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