★第二弾インタビューでは『ニンジャバットマン ザ・ショー』のキャスティング、製作陣のお話、そして『ニンジャバットマン』舞台化するにあたり、下浦貴敬氏が感じているプレッシャーについてお話いただきました。
・製作者の超人的パフォーマンスで新たな“バットマン”を魅せたアニメーション映画『ニンジャバットマン』ですが、これを舞台化することにあたり、重要視、注力している部分はどのようなところでしょうか?
【舞台】というより【ショー】として提示したいと思っています。
私たちが手掛けている2.5次元舞台等のチケット代には、自分が観にいったことをSNSで発信することや、終演後に友達とカフェで感想を言い合う時間もチケット代の中に含まれていたと思うんです。
でもそこの部分は今、暗黙の状態で、オープンにしてはいけない感じになっているんですよね。
そうなると舞台というフレーズを使うことよりも、エンタメの業界のなかでいうと、よりショートパッケージのものが求められるし、役者フォーカスではなく、よりコンテンツの部分で、生で観たいという動機付けを作れるかということ、今年のプロモーションでも【ショー】ということをどれだけ提示できるのかが重要と思っています。
なので『ニンジャバットマン』を2.5次元の舞台にするつもりはなく、ディズニーランドのショーやユニバーサル・スタジオ・ジャパン内のウォーターワールドのように、そのショーを目的に行くわけじゃない(もちろん、そのショーを観る為に行く方もいらっしゃるが、)というか、基本的にその施設に行って観る。その導線・動機付けで観れるものを目指している。ある程度のお気軽感。だから1時間の【ショー】にしたいと思いました。
だからキャストも人気があるだけではなく、パフォーマンス力・生で魅せる力を重視してオーディションで選んでます。
アクション・アクロバットも第一線級ばかりです。そういった意味でキャスティングの部分でも【ショー】を意識してます。
・制作チームにどんな人材を選出されたのでしょうか
演出のNAO-Gさんは元々映像制作の人間で、ご自身もアクションやダンスをやっていました。そんな各スタッフの得意な部分を反映できればと思ってます。
振付の梅棒(うめぼう)は、ジャズと馴染みのあるJ-POPにのせて踊るエンターテイメントダンス集団です。
アクションと彼らのダンスでミュージカル要素も加えられたらと思います。
・今回4チーム編成での公演とのことで、まずキャスト発表第一弾としてジョーカー役になだぎ武さんが発表されました。アメコミファンとして有名な なだぎ武さんですが、オファーした理由をお聞かせください。
コロナ前の『ニンジャバットマン ザ・ショー』の開催決定の情報解禁後に,知り合い伝手でなだぎさんにお会いすることがあり、キャスティングも徐々にやっているんですというお話をしました。
そうしたら、なだぎさんから「俺やりたいですよ!」と言ってくださって。
開催決定の情報解禁後のSNSでも、「ジョーカー役いつでも待ってます」と絡んできてくれたんです。
その後、スタッフとも話し合い、「なだぎさん、すごいイイじゃん!」という話になりました。顔立ちもそうですが、役者としての力もあるし、バットマンのシリーズの中でのジョーカーって、シニカル・コミカルな部分が絶対的に必要で、なだぎさんはその両方を持ち合わせていると思いました。
そして何よりアメコミが好きで、ずっとシリーズを見てきてくれてる。お客さんが何を求めているのかということも理解しているだろうし、キャラクター・作品に対し、絶対にリスペクトがないとこういうのは成立しないと思っているので、そういったものを一番持ってる人に一番最初にオファーしました。
・他のキャストにも注目が集まりますが、何を重視しキャスト選びをされておりますか?
実はアンサンブルに19歳の本物の忍者を起用しました。本物の忍者道を10数年勉強している方です。もちろんアクロバットもやれますし、手裏剣を投げたりなどの忍術の型をリアルにできます。
キャスティングはなるべく多方面から集めています。
元の映画がごった煮感があるので、キャスティングの部分でも、いい意味でのごった煮感が出せたらと思います。
・下浦さん自身、世界的人気キャラクターであるバットマンやジョーカーなどを新たに舞台版として作り上げるにあたり、プレッシャーも感じられていると思います。その率直なお気持ちと意気込みをお聞かせください。
なだぎさんと話している時に、「Wikipediaに載るよね。」という話をしていて、「そうだな、そうだよな。」と思いました(笑)。
これまで演劇を20年ぐらいやっていますが、去年のコロナの状況なんて初めてで、前例がないわけじゃないですか。それは演劇業界に限らずで、誰もが全員同じ苦境。
割とプレッシャーの部分って今までも同じで、コンテンツを借りてやる舞台も、オリジナル作品もお客さんにどうやって届くんだろうと考える部分はもちろんありますが、それよりも今は初日の幕が開く・最後までできるという喜びや想いの方が強いです。
大学卒業時にプロデューサーを名乗り、それから20年やってきて、今の感覚としては、その大学卒業時に戻ったというか、何者でもなかった時に戻った感覚。
当時何者でもなかった僕が、未来につながると思っていろんなことをやってきて、最短ではないにしてもここまで来て、そしてまた一気に無くなった感じ(笑)。
コロナの状況で、去年はコンテンツを生み出すことを最短でやらなければならなくなった時期でした。
2019年時はインバウンドでずば抜けたい思っていたのですが、その当時と同じ感覚でいるわけにはいかないと思いました。
「コロナが明けたらどの国に行きたい?」という世界的なアンケートに日本はベスト3に入っているんですよ。
今は海外からお客さんが来れる時のために種をまき、コンテンツを育てておきたい。
なのでもうプレッシャーを感じる時期は終わったというか、かき消された感が強いですね(笑)。
⇒vol.3へ続く。
★第三弾インタビューでは、ファンとの関わり、そしてコロナ禍での公演で重要な要素をお伺いします。
【作品概要】
『ニンジャバットマン ザ・ショー』
2021年11月06日(土)~11月30日(火)
会場:Theater Mixa(東京・池袋)
出演:なだぎ武 ほか
料金(税込):
① 選べるグッズ付き「プレミアシート・チケット(1階前方5列目まで保障)」:7,900円
② 臨場感たっぷりに楽しめる「S席(1階席)」:5,500円
③ ショー全体がよく見える「ステージビュー・チケット(2階席)」:4,500円
④ 気軽に楽しめる「スタンド・チケット(2階席)」:3,500円
※未就学児童入場不可
■チケットはこちら
チームごとの販売ページをご用意しております
【闇-YAMI-】高澤礁太/細川洪/平野茜子/藤田笑美
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34607
【黒-KURO-】澤田拓郎/財木琢磨/鈴木さあや/佃井皆美
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34744
【夜-YORU-】滝川広大/なだぎ武/安納サオリ/室田瑞希
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34610
【影-KAGE-】山川蓮矢/ASUKA/鈴木彩海/安藤美桜
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34612
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