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「僕の人生を投影させた今大会、ぜひ観に来てくだシャーーーッい!」4.9新宿FACEで自主興行”不惑のマスクマン”を開催するブラックめんそーれインタビュー!

“不惑のマスクマン、ブラックめんそーれ”と聞き、『あら?もう40歳ですか?』と気になりましてこれは会いに行かねばと。偶然いっしょになったプロレスカードコレクターでもあるジグザグジギー宮澤さんと共に、対戦カードごとの見どころなどお聞きしてまいりました。

聞き手:スレンダー川口

https://x.com/slender_kg

ーーまずは自主興行のきっかけをちゃんとお聞きしておこうかと。

めんそーれ)自主興行って対戦カードもそうだし、呼ぶ選手もそうだし、全てにおいて自分の通ってきた道を表現できる場だと思うので、いつか開催したいなという思いはあったんです。去年4月に”拳王チャンネル3周年大感謝祭”っていう大会があったんですけど、そこで実行委員長みたいなのを拳王から任されて。実務的なこと、会場が後楽園ホールだったんで結構やることも多くて、ただその分すごく勉強になったんです。

ーーイベントは大小に関わらず主催するのは大変ですよね。

めんそーれ)それが4月だったんですけども、去年8月に40歳を迎えたんですね。もうすごい色々考えたんですよ。プロレスラーで例えば20歳、30歳、40歳って10年刻みで考えてくと、20歳ってデビューもしてるかどうかぐらいの時期で、気持ち的にはこれからどんどん成り上がっていくぞというところ。30歳もいろいろ知識とか技術とか体力とか、全部がこう上がってきて、まだ押せ押せの時期。40歳ってなるとちょっと身体能力的には陰りが見えてきてもおかしくない年代だと思うんです。

ーーあらゆるビジネスの世界でよく言われるところです。

めんそーれ)しかも全日本プロレスを数年前に退団して、40歳のフリーランスでキャリア20年ぐらいあると、ガミガミ言われるとか、あれやれこれやれって言われることって、どんどん減ってきたなって思ったんです。それはそれでメンタル的にはすごく落ち着いていいんですけど(笑)、でも振り返ると、そういう負荷をかけてくれる人だったりがいてこその成長だったなと。ここから自分ではどんどんいろんなことをやっていかないと、良くて平行線、最悪もうどんどんどんどん下に落ちてくだけだなって思ったんです。

ーー「成長以外、全て死」なんて本もあるぐらいですから。

めんそーれ)もちろんプロレスラーとしてのトレーニングは当然として、キャパシティを広げたいなと思ったんです。『40歳のうちにやりたいな。1年猶予あるな』と踏ん切りがつかずにいたところ、仲の良い選手から「新宿FACEが閉鎖する、改修かどうかわからないけど使えなくなるらしいよ」って聞いて。それは夏すみれだったんですけど。閉鎖が発表になったらみんなワーって来るだろうし、そもそも閉鎖になったらこの先使えなくなっちゃうよって話で「じゃあもう急いで取ろう!」と予約したのが去年の秋口ぐらいでした。 

ーーその時点でやっぱり半年先ぐらいになっちゃうんですね。

めんそーれ)なんかいろいろ準備期間とか考えると。

宮澤)そもそもあんな立地の会場なんてありませんからね。そもそもアクセス的に良いし。キャパ的にも後楽園ではデカ過ぎるし…となると新宿FACE。

めんそーれ)しかも新宿は僕にとって結構思い出の深い土地で、ハタチくらいにほぼ身ひとつで東京に出てきた時、仕事も決まってない中で受け入れてくれたのが新宿3丁目の呑み屋で。そこでバイトさせてもらいながら練習生をしてたんです。メキシコに1年行って戻ってきてからも、またバイトさせてもらったり。父親ぐらいの年代の方がオーナーで未だにお世話になってるお店です。週6日通ってた街なので、ここでやりたいなっていうのもあったし、ハコのサイズ的にも一番良いっていうのもあったし。自分が自主興行できるようなタイミングになったっていうのもそうですし。 

ーー上京20周年記念と生誕40周年記念。数字感も凄く良いです。

めんそーれ)ただプロレスの20周年ではないっていう(笑)

ーーしかし新宿にほぼ毎日通ってたんですね。

めんそーれ)新宿3丁目の「海坊主」っていうお店で、結構プロレスラーとか、プロ野球選手とか、お笑いの人も来ます。

宮澤)行ったことないけど聞いたことあるな。他にもレスラーの方がバイトを?

めんそーれ)プロレスラーは僕だけです。お客さんとしてはプロレスラーも結構来てて、もともと僕が紹介してもらったのも、函館出身の黒田哲広さんに連れてってもらったのがきっかけなんです。すごく愛想よく対応してもらったので、あそこなら雇ってくれるかなと「今度上京するんで雇ってください」って北海道から電話して。大将は絶対覚えてなかったと思うんですけど(笑)「いいよ、いつから来れる?」って。実は人少なくて困ってたらしく、二つ返事でOKが出て週6でバイトしてましたね。 

ーーそれもまた良いタイミングだったんですね。しばらくしてデビューと。

めんそーれ)今、キャリアでいうと、来年の4月で20年になります。ちょうど1年後ぐらいなんですけど。ん…あれ?ブラックめんそーれが全日本プロレスに初登場したのは2018年だけれど…昨日飲み過ぎたのか、ブラックめんそーれじゃない他人の記憶まで混ざっているのかもしれない(笑)

ーーもうじき20年なら、今年やっといた方がいいですね。参戦選手のお声がけ基準と言いますと。

めんそーれ)今回のテーマでは「同期」っていうのが一番大きくて。完全な同期でいうと、ダタスケとカツオ、彼らが歳も一緒で、闘龍門も15期の同期。他にも同期には鷹木さん(鷹木信悟)、B×Bハルク、あと戸澤陽も。みんな今は散り散りになってますけど。そこでこう頭に浮かんだ対戦カードがタダスケvsカツオ。あとは同年代の選手、同じようにいろんな団体でずっと生き延びてきた選手、当時見ていた先輩とか。僕が知ってる中での同期同士のタッグとか、そういうところを軸に結構考えましたね。 

ーーでは対戦カードの見どころを見ていきましょう!

めんそーれ)試合順は当日発表なので、カードを公開した順でお話します。まずは拳王・めんそーれ組の試合から。

めんそーれ)拳王はよく分からないんですけど、ずっとこう近いところにいるような。

宮澤)ずっと一緒にいるイメージありますね(笑)そういえば、さっきまで近くの喫茶店でネタ書いてたんですけど、その前に寄ったタイ料理屋さんに拳王選手のサインがありましたね。

めんそーれ)拳王は今NOAHの看板、大看板の1つだと思うので、なかなかNOAHの本戦で拳王と組むってことは無さそうなので、だったら自分でそういう舞台を作りたいっていうのも、今大会への想いでもあります。 

宮澤)主催者の特権ですからね。

めんそーれ)AMAKUSAも、AMAKUSAではないんですけど、似た姿の人がずっといろんなところでお互い触れ合いすれ違ってきた気もするので(笑)、こういう特別な舞台を自分で作れるのであれば戦いたいなと。今月まで開催されたNOAHのジュニアタッグリーグにもタッグで出場して、凄く絆も感じたので。怒られてばっかりでしたけど(笑)そのパートナーとも戦いたいっていう。あとは石川修司。全日本プロレス時代、ずっと一緒に巡業回って一緒に内側のこともやったりしてきたので、ずっとコミュニケーションは取ってましたからね。

宮澤)一緒のタイミングで全日本辞めたんですよね。

めんそーれ)そうですね。何人か辞めた中で、僕と石川さんの二人は多分理由が一番近いと思うので。辞めてからもいろんな団体で組んだりもありますし、ファンミーティング的なイベントもとか、トークイベントとかも一緒に開いたりもしてたので、こういう舞台では欠かせない人だと思うんですね。僕のプロレス人生の中で欠かせない3人っていう感じです。 

宮澤)強烈な縁がある3人ですね。

めんそーれ)で、この中で拳王と石川修司っていうのは初対決。

宮澤)そうなんだ!これは楽しみ!今はもうほとんど初対決って組み合わせがないんじゃないかぐらい思ってますけど。いろんな団体が交流しますから。初対決なんだ。

めんそーれ)石川さんも今NOAHのMONDAY MAGICとか本戦にも出たりしますけど、拳王は絡んでないんです。これは僕もいい組み合わせ見つけたなって思ってます(笑)

宮澤)意外なところに、自分の近いところにまだ絡んでない良い二人がいましたね(笑)

ーーメインだけは決まってるんですね。

めんそーれ)いや、これがもしかしたら第1試合かも。

宮澤)まさかのレッスルマニアみたいにね、いきなりタイトルマッチ!みたいな。

めんそーれ)カツオ対タダスケがメインかもしれないですね(笑)次は近藤・大鷲組vs日高・菅原組ですかね。

めんそーれ)さかのぼると、闘龍門は僕が入ってすぐにDRAGON GATEと二派に別れて、まあいろんなことがあって僕は一旦実家に戻ったんですけど、その時にプロレス界に呼び戻してくれたのがこの菅原さんです。当時Dragondoorっていうイベントがあったんですけど、そのセコンドとして菅原さんが僕を呼んでくれたんですよ。当時僕は函館にいたんですけど、とりあえず一回だけ行ってみようと思って参加したんです。けど、やっぱり諦めきれない!ってまた東京に戻ってきて、先ほどの海坊主で働いて。

ーープロレスに戻るキッカケをくれた恩人なんですね。

めんそーれ)その後DragondoorがElDoradoになって、ElDoradoの練習生としてメキシコに行ってデビューして。帰国して沖縄プロレスに行ったらゼロワンとの絡みで菅原さんと戦う機会があったんです、僕に似た人が。その時に日高さん、菅原さんのお二人がゼロワンジュニアのトップでした。僕に似た人と日高さんが組んで、菅原さん・怪人ハブ男組とタイトルマッチしたり。沖縄からこっちに戻ってきてからはゼロワンの道場にも通わせてもらって。その時に日高さんには本当にいろいろ教えてもらった上に、家にも招待してもらったりとか、すごくお世話になった先輩です。 

ーーこれまた恩人。

めんそーれ)近藤さん、大鷲さん、菅原さんって、みんなもともと闘龍門、DRAGONGATEで活動した悪冠一色(アーガンイーソー)の人達なんです。僕が練習生をやってた頃の闘龍門の一大ヒールですね。でも実はメキシコでデビューする前に一回エキシビションマッチで試合をしたことがあるんですけど、その場を作ってくれたのが大鷲さんの”大鷲プロレス”っていう自主興行なんです。「エキシビションで試合やんなよ」って言ってもらって、人前で初めて試合をしたんです。大鷲さんはずっと気にかけてくれた先輩ですね。

ーー後輩想いの悪いヤツ!

めんそーれ)近藤さんは当時世界ジュニアとか巻いてて。メキシコに行ってからは週プロに載ってる近藤さんのポスターとか結構部屋に貼ってたりしてました(笑)で、沖縄プロレスでは4年間那覇でやってたんですけど、最後にビッグマッチをやろうってことで奥武山武道館でやったんですけど、藤波さんが髪切ったところ(当時:沖縄県立奥武山公園体育館)

ーー決意の”ドラゴン散髪”ですね(笑)

めんそーれ)会社から「誰かやりたい選手いるか」って言われて呼んでもらったのが近藤さんで、沖縄プロレス最後のビッグマッチで近藤さんとシングルマッチをやらせてもらいました。結構皆さんが深いつながりでこう絡み合う。 

宮澤)人生のいろんなポイントで関わってくれた人達が。闘龍門の練習生時代っていうのは、セコンド業務とかもしてたんですよね。

めんそーれ)はい、セコンドも。ただ、当時本当に練習生が多くて30~40人ぐらい。

宮澤)えええ!練習生でそんなにいたんですか?学校のひとクラスぐらい。

めんそーれ)当時あまりにも多いから、2週間ぐらい入門時期をずらして、第一陣がちょっと少なめで10人ぐらいだったんですけど、2週間後に第二陣として僕らが入る頃にはもう3,4人に減ってました。僕ら20人ぐらいが一緒に入りましたけど、もう半年経ったら10人弱になりましたね。やっぱり中には専門学校みたいな感覚で来る人もいて。

宮澤)珍しかったですからね、プロレス学校が。

めんそーれ)その中で、中卒の男の子が身長170センチ・体重130 キロとかで、ただただ太ってて全く運動もしてないけど「行けばプロレスラーにしてもらえる!」みたいな感覚で来ちゃう子もいて。その子は始めの準備運動のストレッチだけで辞めて帰っちゃいました。

ーー準備すらできなかった(汗) 

宮澤)気軽に行けるみたいなイメージが多分あったんでしょうね。でもそんだけ門戸を広げてたから、残った中で逸材が見つかって、今いろんな団体で活躍してるんでしょうね。

ーー女子の試合もありますね。

めんそーれ)ソイ・Chika組vsレディC・月山和香組。共通の知り合いを介して、レディ選手、月山選手と面識があったんですけど、自主興行の話をした時いの一番に「何でも手伝いますよ」って言ってくれたのが月山選手だったんです。「出たい」じゃなくて「手伝います」って言ってくれたんです。同じプロレスラーで自主興行をやるって言ったら、大体みんな出してくれって言うんですけど、何でも手伝いますよって言ってくれた。こんなこと言ってくれるんだと思って、これは出てもらわないかんと思いました。

ーーその心意気、嬉しいですね~。

めんそーれ)そもそも月山選手のファイトスタイルって明るくて楽しくて、すごく好きなんです。大会の中にも絶対必要な要素だと思いますし。あとレディ選手のこの体格、もう180センチ近い長身って女子ではほぼいないじゃないですか。そういう迫力ある女子プロレスを見せてもらいたいなと思ってます。ソイ・Chika組は、僕はプロレスリング Evolutionの旗揚げからずっとレフェリーをやらせてもらってることもあって、そこの選手には出てもらいたいなと思って。Chika選手って柔道の猛者で体重も100キロ以上あるんですけど、大学時代まで柔道すごい強くて。これはレディ選手とのぶつかり合いも絶対面白いだろうし、月山選手がこうスピードで翻弄するのも面白いだろうし、それにどう抵抗するのかも面白いし。あとソイ選手も結構コミカルに対応しつつ当たりも強いんですよ。なので4人がどの組み合わせになっても面白いだろうなと思って組みました。 

宮澤)確かに面白そうですね。女子プロレスにあんま馴染みないお客さんもね、多分めんそーれさんの応援しに来るだろうから、そこで今の女子プロレスの面白さが伝わるような、多少コミカルな部分があったりとか、スピーディーな動きもあったり、デカいもん同士もあったりとか、色々詰め込まれて良いカードですね。 

めんそーれ)さすがの分析ですね、ありがとうございます(笑)

ーー女子プロレス、もう1試合ありますね。

めんそーれ)はい。Chi Chi・ゾネス組vs夏すみれ・山下りな組ですね。

宮澤)これ、夏すみれさんは呑み友達として呼んだんですか?打ち上げで吞むためかな(笑)

めんそーれ)本当にこの人はね、先輩後輩とかって目で僕のことを見てないんです。あのね、先輩から「もう先輩後輩とかいいじゃん」って言うならわかるんですけど、後輩から「もう先輩後輩じゃないから」みたいな感じで来ますから(笑)

宮澤)後輩から突きつけられたわけですね(笑)

めんそーれ)でも自主興行に関しては、夏選手の方が何回も開催してますし、今回も開催にあたっても色々教えてくれたりすごく力になってくれました。この大会開催にあたって背中を押してくれたのも夏選手ですし。だから夏選手には出てもらいたいなと思って。でもカードを発表するかどうかのタイミングで夏選手が怪我をしてしまいましたけど、なんとか間に合ってこの試合が復帰戦という形になります。この大会を復帰戦の舞台に選んでくれたのも嬉しいですね。

ーーChi Chi選手、ZONES選手はもうEvolutionでずっと見てらっしゃいますね。

めんそーれ)はい、2人のデビュー戦を裁いたのが僕ですね。ZONES選手のデビュー戦の相手が山下りな選手。ご存じの通りChi ChiとZONESが同期なんですね、プロレスリングEvolution旗上げの。で、夏すみれ、山下りな両選手も、夏選手はWAVE、山下選手はOSAKA女子プロレスなんですけど、同期に当たります。で、この試合のレフェリーはChi Chi・ZONES両選手のもう一人の同期であるサニーにレフェリーをやってもらう予定です。

ーー良いですね~。

めんそーれ)やっぱりこう、地元の友達とか小学校の同級生とかもそうだと思うんですけど、昔は毎日約束しなくても顔を合わせてたのに、大人になるにつれてみんな境遇が変わって、1個の場に集まることって減ってくるじゃないですか。誰かが声かけたりとかしない限り、普段の人生の中でも交わらなくなってくる。プロレスにも近いところがあるんじゃないかと思ってます。もちろん同じ街に住んで、同じ距離感のまま変わらず大人になってる人もいると思うんですけど、そういうのって滅多にないと思うんです。なんか、身近にいるからこそそういう場を作りたいなと思って。おせっかいで人の分まで(笑)

宮澤)Chi Chi選手、ZONES選手はデビュー何年目ですか?

めんそーれ)3年ぐらいとかですかね。はい。

宮澤)それでいろんな団体に引っ張りだこで、ねえ。僕、結構女子プロレスラーのOGの方がやられてるバーとかね。阿部幸江さんのお店だとかね、いろんなところ行くんですよ。

めんそーれ)またコアなところから行きますね~(笑)

宮澤)そういうとこ行く度に「今の若い選手でこの子いいなって思う選手います?」って必ず聞くんですよ。皆さん昔の時代とは違うからって言うものの「なんかChi Chiって子は良いね」って言うんですよ。1年目ぐらいの時に、阿部幸江さんとKAZUKIさんもそう言ってたし、けっこう聞きましたね「Chi Chiは良い」「あの子は多分ハートが強いよ」とかね。 

めんそーれ)やっぱりコーチが諏訪魔さんとか石川さんっていうのも、教え方の違いっていうところで大きいのかもしれないですね。

宮澤)だからまだ3年でも2人ともこれだけいろんな団体にお呼ばれしてるっていうね。

ーーいつぞや宮澤さんが「長与さんがChi Chiに全乗っかりしてる!」と(笑)

宮澤)確かに言った!長与さんがバービーになって登場したやつですね(笑)長与さんすごいなーっていう。あれもまだ2年目ぐらいの時ですよね。結構レジェンドとか大先輩たちにこの2人とも可愛がられるし、好かれるんだろうなっていう。

ーー僕はZONES選手がヘッドロック取られたときに相手のふくらはぎをガンと踏んで外しにかかるっていうのが大好きなんですよ。技術の下地、道場でしっかりやってるなと。

宮澤)それはやっぱ見ててね、分かりますよね。試合自体も夏さんが結構かき回すだろうし、楽しい展開になりそうですね。楽しくもあり、激しくもありみたいな。

めんそーれ)さっきの女子の試合ともまた違う女子プロらしさが出るかなと思いますね。

ーーカード発表順で言うと次はカツオvsタダスケですね。

めんそーれ)ここは同期っていう部分でですね。カツオ選手は同じ函館出身で、今函館で「道南リング」っていうのを自分でやってて、函館でも定期的にイベントを開催してるんです。

宮澤)東京で試合するのもそんなに無いですよね。生で見たことあるかな。

めんそーれ)去年の拳王チャンネルの大会やその数日前のDRAGON GATEでBxBハルク選手のデビュー20周年記念試合に出ていたのかな。

宮澤)もしかしたらお初かもしれない。

めんそーれ)初ガツオですね(笑)でもデビューはDRAGON GATEですし本当に技術もしっかりしてます。「はこだて観光大使」も務めてて、プロレスも函館での活動もしっかりしてるので、そういう部分も知ってもらえたらなって思います。

ーー東京での試合はそうそう無いでしょうから貴重ですね。

めんそーれ)このタダスケ選手とカツオ選手、多分シングル初めてだと思うんですよ。タダスケ選手はデビューが大阪プロレスで、そこからDRAGON GATEでの試合はほとんどしてない。今チーム200Xになって悪くなってNOAHをかき乱しているタダスケ選手と、函館で愚直にプロレス道を邁進するカツオがどうぶつかるのか、個人的にもすごく興味があります。 

ーー悪者と観光大使の対決。

めんそーれ)ちなみに僕も観光大使やってます。カツオ選手より先です(ニコ)タダスケ選手は「今の立場いろいろあるけど、正々堂々行こうぜ」みたいなことXで言ってたんですよ。本当にそうなのかっていうところもあるし。

宮澤)信用できないな(笑)

ーー大阪プロレスの接点は?

めんそーれ)タダスケ選手がデビューした時はデルフィンさんが大阪プロレスのトップで。デルフィンさんが沖縄に行ってから僕もそっちに合流したので、当時は僕とタダスケ選手にリング上の接点は無くて。でも今はNOAHで一緒になってる。カツオ選手にフォルムがよく似たウルトラマンゴーという選手が沖縄プロレスにいた時期がありましたね!

宮澤)あ、そうなんだ!

めんそーれ)カツオ選手がドラゲーを辞めてプロレスから離れてたんですけど、僕の試合を観に沖縄旅行に来てくれて、その時に声をかけたら沖縄に来てくれて、1年間一緒にやった時期がありました。その後カツオ選手はみちのくプロレスに入団して何年かやって、自分で「道南リング」を立ち上げたんです。

宮澤)初シングル、巡り巡ってって感じですね。

めんそーれ)今後ないかもしれないですね。

ーーデルフィン選手も参戦ですね。

めんそーれ)スペル・デルフィン、エイサー8、アグー組っていうのはもう完全に沖縄プロレスですね。熊嵐選手、アンディ・ウー選手ともう一人でチームWRESTLE-1かと思いきや梶トマト選手なんです。 こっちは完全にただの呑み友達(笑)

宮澤)確かにこの 3人全員呑みの場で遭遇したことある、新宿近辺で(笑)

めんそーれ)アンディ選手も自分で店やってますし、熊嵐選手は僕が全日本プロレスにいる頃から巡業先で一緒に呑んだりしてて、今でもたまに一緒に呑んだりするんですけど、すごく可愛らしいやつというか。

宮澤)近々”月曜から夜更かし”に街頭インタビューが出るらしい(笑)

めんそーれ)アンディ選手はいつからですかね。どっかの大会で会って一緒になって、その流れで呑んでからウマがあって。

宮澤)この人は人なつっこいですからね。

めんそーれ)よく喋って、ずっとなんか面白いことを喋ろうとしてますよね。上手いこと言おうとしてますから。梶さんは世代的に同じ世代で、同じくインディシーンを一緒に駆け抜けたというか、同志かな。対戦相手となるデルフィンさんは、沖縄プロレスで本当にお世話になったし今の礎を作ってくれた人なので、どうしても出てもらいたいなと思いました。

宮澤)ちょっと前、大阪まで福田ユカタさんっていう人がやった興行を見に行ったんですけど、そこにデルフィンさん出てらして、コンディションめちゃくちゃいいし動きもいいし。

めんそーれ)最近また試合数も増えてきましたし、足も速いんですよね。昔から何にも変わんないんですよ、見た目もマスクだし(笑)めちゃくちゃコンディション良いですよね。

宮澤)不思議な感覚になっちゃう。『俺が子供の時から変わってないなこの人…』って(笑)

めんそーれ)同じチームのエイサー8選手なんですけど、彼は僕が沖縄プロレスに行った時に練習生として入ってきたので、もう合宿所でもずっと一緒で、沖縄にいる 4年間は常に一緒ですよね。未だに定期的に連絡取ってます。一番可愛い後輩というか。

ーー良い関係ですね。

めんそーれ)エイサー8選手は、なかなか関東で試合することがないので、こういう機会に出てほしいなという。彼は那覇の国際通りにあったデルフィンアリーナを、練習生ながら大工さんと一緒に作ってましたからね。デビューまでの1年間はレフェリーをやって、先輩たちの分のちゃんこも作って、もうすごく苦労してデビューした。その頃、沖縄プロレスは週6日試合があったので、場合によってはイオンで3試合してデルフィンアリーナで試合して、リングばらしに行ってまた組んでとか。頑張れる男だし身体能力も凄いんです。なんかそういうのも含めてエイサー8を知ってもらいたいなという。 

ーーイオンにデルフィンアリーナのリングを持って行ってたんですか?

めんそーれ)そのリングはデルフィンアリーナとは別の物です。例えばイオンで土日に試合があると、金曜日のデルフィンアリーナの大会が終わってから、イオンが閉店する夜10時~11時ぐらいに行って、リングを組んで夜中2時~3時に帰ってくる。土曜日にイオンでの第1部に合わせて昼ごろに行って、1試合か2試合か午後3時ぐらいまで試合して、デルフィンアリーナに移動して夜試合。日曜も午後3時とかに試合して、デルフィンアリーナに戻って試合。で、またイオンにばらしに行って、寮の下にリングを詰め込んでトラックを返しに行って終わる、そして翌日月曜日にはデルフィンアリーナでまた試合がある。

宮澤)それだけね、イオンからお呼びがかかってたってこと、必要とされてたってことですよね。

めんそーれ)今は絶対体力的にも無理なので、あのタイミングで沖縄にいられたっていうことがすごい貴重な経験ですよね。そんな経験って積みたくてもできないじゃないですか。当時は寮で住まわせてもらって家賃もかからなかったし、ご飯もちゃんこは作ってくれてたので、もうほんとに衣食住は保証された状態だったんです。本当に貴重な経験、今の自分に必要な経験をさせてくれた時間でしたね。 

宮澤)なんか久しぶりに沖縄に行きたくなったな。好きなんですよね、沖縄。

めんそーれ)しかもエイサー8選手の下がなかなか入ってこなかったんですよ。僕らも歳が近かったんで、そんなに上から行くようなこともなく、別に今も上から行かないですけど、兄弟みたいな感覚でワイワイ出来たんで良かったです。寮に住んでた若手みんなでリングを作りに行ってばらしに行ってとか、そんな感じですね。大変ではありましたけど。

ーーチームワークが養われますね。

めんそーれ)その時にアグーさんも一緒に沖縄プロレスでやってたんです。この人は手先が器用でマスクとかコスチューム作ったりしてて、僕のコスチュームは今もアグーさんが作ってくれてます。メキシコにも何年かいたので、黒豚ながら飛び技も得意で(笑)

宮澤)よくこの体格で…っていつも思います。

めんそーれ)アグーさんも本当にレアなキャラですよね、ぜひ観てほしい。

ーーブタさんがレアっていうと、ちょっと危険(笑)

めんそーれ)沖縄の日差しでしっかり焼いてから来ていただかないと(笑)アグーさんは体も大きいので、熊嵐選手とのぶつかり合いとかも面白そうだなと思って、このカードを組みました。今でも定期的に大阪で沖縄プロレスの大会を開催してるんですけど、アンディ・ウー選手はその時に沖縄プロレスチャンピオンになったり、エイサー8選手とは獲ったり獲られたりのライバル関係でもあり、この二人は手も合うと思うので、激しい攻防も見せてくれると思います。 

ーーさて、残るは問題の佐藤光留選手とシークレット”Y選手”ですね。

めんそーれ)これはですね。EZIGENプロテインのグロリアス製薬さんに謎のメールが届きまして。函館のYと名乗る人から「佐藤光留との試合を組め」と。僕も全く正体がわからないんですけど、一体誰なんですかね。 

宮澤)全く想像がつかない。ワクワクしますね。

めんそーれ)僕もちょっと想像がつかないんですけど。光留さんとゆかりのある選手なのか。僕にもゆかりがあるのかないのか全然わからないんですけど。ちなみにこの試合のレフェリーは李日韓さんにお願いしようとも思ってます。

ーーこれはもう答え合わせに来てもらうしかないですね!

めんそーれ)XじゃなくてYってところでいろいろお考えください(笑)

ーー楽しみですね~(笑)

めんそーれ)正直、自主興行って次出来るかどうかわからないので、本当にいろんなタイミングが重なって今回出来ました。この組み合わせも次に観られるかわからない。当日は試合以外でも楽しんでもらえるような仕掛けをちょっと考えてて、そういうのも含めて会場の空気感を楽しんでもらいたいなと思います。 

宮澤)最近はブームというか、いろんな選手が自主興行をたくさんやられますね。なんかオールスター戦が流行らない時代になったじゃないですか。そこにそれぞれの人間関係とかがしっかり入り込んでこないと、ただ「こことここの団体が交流戦します、対抗戦します」じゃあ、そこまでファンが興味を示さない時代になったと思うんですよ。こことここが同期なんだとか、デビューからこうでこうでとか、自主興行ではいろんな関係性を踏まえたカード作りをしてる。だからどの大会もチケットが売れるし、お客さんも盛り上がるんだろうなって、今日話を聞いてて改めて思いました。

ーーちゃんと意味がある、背景があるカードを組むからでしょうね。

めんそーれ)途中ブラックめんそーれではない別人の記憶が度々紛れ込みましたが…(笑)でも、確実に今までの僕の人生を投影させたのが今回の大会なので、ぜひ観に来てもらいたいなと思います。会場でいっしょに楽しみましょう!


<大会概要>

ブラックめんそーれ自主興行『不惑のマスクマン』

会場)東京・新宿FACE

日時)2026/04/09 (木) 18:00開場 19:00開始

チケット)

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=60508

最前列、カウンター席は既に完売、お急ぎ下さい!

<プロフィール>

■ブラックめんそーれ

コミカルかつスピーディーでトリッキーな動きで、観る者を巻き込む独特のファイトスタイルで活躍中。2025年4月に行われた「拳王チャンネル3周年大感謝祭」では、大会実行委員長としてリング上だけでなく裏方でも活躍。その仕事ぶりは拳王をして「試合以外はなんでもできるプロレスラー」といわしめた。「はこだて観光大使」も務める

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https://x.com/black_mensore

■ジグザグジギー:宮澤聡

お笑いコンビジグザグジギーとして「キングオブコント」「ビートたけし杯 お笑い日本一」では三回の決勝進出を誇る。趣味が高じてトークライブ「プロレス者の集い」を主催。プロレスカードにサインもらうプロレスカードコレクター。サインカードを8,000枚以上所有。最近、サインをもらうにあたって数々のエピソードをまとめたnoteを始動。

no+e)

https://note.com/just_knot8399/n/n2ec86f11133f

 石川孝志さん(石川敬士選手)とのエピソード公開中

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https://x.com/pwnotsudoi

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