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プロサーファー:村田嵐、プロボクシングに挑戦します!初のトレーニングマッチの結果は!?

前回インタビューからおよそ一ヵ月、行ってまいりました千葉県は御宿「TRY BOXING&FITNESS」へ!ノーヘッドギア、14オンス、3分1ラウンド、ジム外にまで溢れる観客、時は来た!


見事勝利、おめでとうございます!率直な気持ちお聞かせください!

村田)ありがとうございます!嬉しいのひと言ですね!マジで!

コミュニティのみなさんも大勢いらしてましたね。

村田)パワーになりましたよ~。なんか心強いですよね、応援団がおると。見られるのがめっちゃ好きやし(笑)なんか自分の入場の時とかみんなが「うぇーい」って言ってくれるのは嬉しいですね。

他の競技へ挑戦、プロサーファーとして負けられないとかプレッシャーは無かったですか?

村田)う~ん、無いですね。マジでフラットにやれましたね。プロサーファーやからどうこうとかもなく半年間練習して、勝負事好きやし勝つのが好きやし、チャレンジャーやから勝たなあかん、みたいな気負いもなかったですね(笑)自分、結構自信もあって、いや自信っていうよりもめちゃめちゃ練習したんで、多分対戦相手こんなにやってないやろぐらいやったからそれが自信になって。ただ問題は試合二日前まで海外遠征行ってたから、そこちょっと間空いたのが(笑)不安とまでは言わんけど。でも練習した分自信はあったっすね。

2週間の海外遠征から試合直前に帰国、コンディションはいかがでした?

村田)日本に帰ってきた日にジムに練習行って。試合まで二日間あったんでバシっとやって、死ぬほど筋肉痛です。実は今も筋肉痛です(笑)でもゴング鳴ったら忘れるんで。

遠征中(オーストラリア、バリ島)もボクシングトレーニングは欠かさず?

村田)シャドーぐらいですね。でも暇あればやってました、身体が忘れないように。

そしてすぐ試合を迎えたわけですが、心持ちはどうでしたか?

村田)自分が練習してきたことをやるだけってずっと考えてました。どんな競技の経験者であってもルールがボクシングなんで、顔面来たらどう対処するかって練習してて。元プロボクサーの人とジムの中で練習してきて、前も言ったんですけど、サーフィンといっしょで上手い人とやると上手くなる、これはマジで間違いない。

直前のアップでは元プロキックボクサーのHIDETOさん(※)からいろいろアドバイスもらいましたね。

(※)HIDETOさんInstagram

村田)めちゃめちゃ役にたちましたね!あとはもう、しつこいぐらいサーフィンと比べてしまうんですけど、試合直前のアドバイスとか気合入れてもらうのって、ほんとにゼロと100ぐらい違うし、ほんとに自信にもなるし。「お前ならイケるよ」ってひと言だけでも『よっしゃー』ってなるし、仮に負け確定の相手でもひと言イケるって押してくれたり、練習の成果出せよって言ってくれたりするコーチの存在って、ほんとデカイんですよね。どんな競技でも側におってくれたらその選手が強くなると思うっす。

今の聞いたらHIDETOさんめっちゃ喜びますよ(笑)

(ここでHIDETOさん登場)

HIDETO)おめでとうございます!今日嬉しかったな~(満面の笑みで握手)

村田)今日はありがとうございました!マジでおかげ様で勝てました!マジで!

HIDETO)ハマったね、左フックから右ストレート。

村田)ストレート、良かったす!

HIDETO)でしょ?やってて良かったでしょ。行け行けって聞こえてた?嵐くんの、自分の距離だったから。

村田)聞こえてました。最初自分も必死になって大振りになってて。でもマジで相手のパンチ見えたからそれは良かった。

HIDETO)嵐くんは反応良すぎて初動で反応しちゃうから、巧い人相手だとフェイント掛けられちゃうね。もっと引き寄せてかわすとか・・・、まあ難しい話だけど。なんかどんどんアドバイスしたくなっちゃう、出来ちゃうから(笑)

直前のアップの時にHIDETOさんもあったまってきて、スパーンってフック返してましたもんね(笑

HIDETO)ふふふ。まず目が良いし、サーフィンの基礎があるから体幹も強くて身体流れないしどんどんやれちゃうから、こりゃもうちょっと行った方がいいかなって(笑)

村田)いやでも直前のあれがいい練習になりました。

HIDETO)初戦ってやっぱ持ってき方がわかんないから息上げた方がいいんですよ。今日あったかかったから良かったけど寒いと汗で冷えちゃうし、また着るもの変えたりとかね。でも軽い感じでやってんのかなって思ったら『お、マジじゃん』って(笑)だから言えること言おうかな~って。なんか楽しくなっちゃった(満面の笑み)

アドバイスするHIDETOさん、奥は撮影するオトン(ヤスシムラタ)

対戦相手が極真空手6年の経験者、いかがでした。

村田)正直自分のやりたいこと100%は出せてなくて。やり辛い選手やなっていうより、シンプルに強かったなと、素直に思います。やっぱ6年空手やってるだけあってその経験とかメンタル、こっちに向かって構えてもぐっと前見てる感じとかあって。

HIDETO)極真だから体強かったでしょ。ボディも音で『これ固いな』って分かったから、詰めてくるだろうなって。予想通り距離短かったね。これは嵐くん得意の左フックから右ストレートだなって。

ぐいぐい詰めてくる上にかなりタフでした。

村田)詰めてくるとき走って来たし、ボクサーでそんな人おらんかったし。そこはちょっとやり辛かって、自分得意の左フックが出しにくかったっす。あと見えんところから右ストレートもっとやりたかったすね。

HIDETO)一回試合やるとデカイからね、経験値が。プレッシャーやばかったでしょ?

村田)正直やばかったっす(笑)

あ、本音が(笑)

HIDETO)友達とか知り合い呼ぶのやだもんね~、すげえ気持ち分かる。でもめっちゃ嬉しかった。こっちの方がスイッチ入っちゃって。

村田)直前に言われたことってサーフィンだとなかなか新技とかできないですけど、なんかこう、左フックでガードさして右ストレート当てる、これ教えてもらってすぐ出来たんで、今後のボクシングライフにも繋がったと思うし、昔出場した柔術の試合ともやっぱ違うし、正直ボクシングの方が楽しかったっす。

相手選手も止まらず倒れずガンガン攻めますし、両陣営にお客さん含めてスゴイ声援でしたね。

HIDETO)いっちばん盛り上がったでしょ。あとね、目と体幹に加えて度胸もある。行きなって言われて行ったもんね。普通行けないんだから(笑)

村田)でも自分の課題は手数、今まで避けるのが好きで、相手が仕掛けてきたら避けてパンチみたいなのをそういう練習ばっかりして。今回詰めてくる相手やったから、しかも3分やったんで相手も全力で来るからもうスウェーとかダッキングとかしてる場合じゃなくて、ほんとに。苦手なスタイルだった。直前練習でガード覚えといてよかったです。

HIDETO)あれが大事。

村田)いつもどおりノーガードやったから結構喰らってましたよ。

勝利者インタビューでは、まずみなさんへの感謝を述べたことが素晴らしかったです。

村田)勝っても負けても応援しに来てくれてることは変わらんし、何よりも感謝やなって思いました。オンラインコミュニティのみんなが遠くからも来てくれて、遠い人なんか神戸からも来てくれて。

前回インタビュー時(11/16)時点では68kg、年末年始を挟んでプロテストまでには10kg落とすとおっしゃっていました。

村田)行けますね。これで体重落としたらもっとパンチ速くなると思うんすよ。趣味で終わらせたくないって今まで80%ぐらいは思ってましたけど、今日改めて100%思いましたね。21歳からのスタートって遅いっすけど、やるしかないって思えましたね。今日の試合はだいぶ自信になりました!

次はいよいよ2月のプロテスト、決意のひと言をください!

村田)「絶対になります」のひと言ですね!(力強く)

今回の模様、みなさんぜひyoutubeで見てください!

【試合動画】

プロサーファーがボクシングの試合に挑戦してみた!


トップ画像を提供しえくれたサーフィンyoutuberのJINJINさん(※)と試合を見返す。JINJINさんも愛知県から応援に駆けつけてくれました。

(※)JINJINさんYoutube


■プロフィール

村田嵐(ムラタアラシ)

2002年2月21日三重県生まれ。12歳にしてオーストラリアU-14国際大会優勝、アメリカでU-14、U-18の国際大会優勝。2016年14歳でプロ資格取得後、2017年中学卒業を機に父と共に千葉に拠点を移す。父はフィルマーとして活躍するヤスシムラタ。サーフィンyoutuberとして人気も高く、オンラインサロンも会員増加中。

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MURATA ARASHI

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https://lounge.dmm.com/detail/7117/

■聞き手

スレンダー川口 

@slender_kg

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