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俳優、山口大地さんへのインタビューが実現!!!

今回は1st DVD『Hometown』の発売が決定した俳優の山口大地さんへのインタビューが実現しました!

この道を目指したきっかけやDVD撮影時のお話をお伺いしました!


ーーまず初めに山口さんご自身についてお伺いできればと思います。

山口さんがこの世界に入られるきっかけは何だったのでしょうか?

明確にこれがきっかけというのはないのですが、小さい頃から人前に出ることが好きでした。

先生に「この答えわかる人?」と聞かれると、分からないのに手を挙げるタイプでした。

小学校高学年の時、応援団に初めて参加して以降、中学校も高校も応援団に参加し、3年生の時には団長を務めました。

中学3年生の時、妹がバレエ教室に通っていたのですが、同じ教室で行われていたヒップホップの教室を見学したのをきっかけにダンスをやってみたいと思いました。それから22歳まではダンスに熱中する日々が続きましたね。

もともと自己顕示欲が強かったんだと思います。人前で何かを表現することが好きな方でした。

その後、就職するのか、このままダンスをやっていくのか、全く新しいことを始めるのかと考えた時、正直ダンスには限界を感じていたんです。就職しようかとも考えました。

小学生の時は、「料理人になりたい」とか「実家のお茶屋を継ぎたい」なども考えていました。

悩むくらいなら新しいことを初めて見ようと思い、思い切って役者の養成所に入る事にしました。

お芝居に触れていくうちにどんどんその魅力に取り憑かれ「この道で行こう!」と決意しました。

ーー現在YouTubeにて公開されているアクション短編映画『ヘブンズ・ラッシュ』を拝見させていただきました。山口さんのアクションに対する熱を感じる作品でした。アクションを学ぶきっかけは何だったんでしょうか?

養成所時代に初舞台でアンサンブルとして殺陣・アクションの作品に参加したのですが、アクションはごまかしがきかないと思ったのがきっかけです。

お芝居は感覚で上手な方もいらっしゃいますが、アクションは人の見えないところでしっかりと努力を重ねなければ出来ないのが役者の奥行、深みに見えたんです。

「この人たちは自分たちの知らないところで凄い鍛錬を積んでるんだな」「かっこいいな」と思ってからは、自分で道場を探して殺陣を学びました。

殺陣が好きだと公言しているうちにオファーをいただいたりするようになり、作品ごとにいろんな殺陣師さんに出会いました。殺陣師によって流派も違うし考え方も違うので、柔軟に、正解を決めず、どんな作品ででも対応できるよういろんなところで学んでいきました。今の自分が殺陣が出来ます!なんて言うとおこがましいですが、殺陣・アクションが好きだと言えるようにはなってきたかなと思います。

今までは舞台でのアクションが多く、映像でのアクションってあまりなかったんです。

今回、将来アクション界を引っ張っていくと期待されている阪元裕吾監督にご指名いただいたのは本当に嬉しかったです。

舞台は多い時は1年で10本ほどやっていた時もあったのですが、『恋愛ドラマな恋がしたい〜Kiss to survive〜』や『仮面ライダーゼロワン』をきっかけに映像作品にもお声がけ頂くことが増えました。

今後は映画にも挑戦していきたいという思いが強くあります。

ーー今後、やってみたいこと(役など)はありますか?

僕の考えとしてはオファーがあったものは何でもやりたいと思ってます。いつもワクワクしていたいので、やったことのない役柄をやってみたいというのはあります。

始めたてのころよくサラリーマンや刑事役をやらせていただいてたので「変わった役をやりたいな」「当たり前の役をやりたくないな」と思っていたんですが、最近は変わった役が多いんです(笑)。狂気じみたテロリストや裏業界のボス、『ヘブンズ・ラッシュ』では殺し屋でしたし(笑)

ほとんどやったことがないのが恋愛作品。邦画とかで2人の純愛作品みたいなのあるじゃないですか。本当に全然やったことないので挑戦してみたいです。

ーー俳優という職業は続けていくのが大変な職業だと思っています。コロナ禍でより困難な状況になっているかと思います。そんな中でも継続してあきらめず活動を行っている俳優さんが多数いらっしゃいます。山口さんにとって俳優を続けていく原動力となっているものは? 

役者間でもそういう話によくなります。

役者は目指す人が多いのに、食べていける人って本当に少ない。

養成所時代の同期も役者を続けている人ってほとんどいなくなってしまいました。30歳を機に別の仕事に就いたり、家族ができてなかなか自分のやりたいことができなくなってたり。

そんな中で僕は恵まれていると思っています。

今の事務所(BLUE LABEL)に拾ってもらって、マネージャーさんとも気づけば11年になります。

その一方で、やっぱり自分の目指すところは常に今より上にありたいというか。

だから「こんなところで留まっていられない」というのが原動力の一つになってます。

自分も役者を始めたばかりの頃は本当にお金がなく、バイトの掛け持ちなどをしながら本当に辛い時期を過ごしました。それでもしがみついてやってこれたのは、

両親に啖呵を切って「役者をやらせてほしい」と言ってしまったからだと思います。

当時、両親は僕に鹿児島の大学に行って欲しいという気持ちがあったみたいですが、僕自身はメディア関係に進みたいという思いがあったので東京の大学に進学しました。

大学まで学費や家賃などを両親に出してもらっていたので、まずその部分で苦労をかけてしまっているのに、急に僕が「役者をやりたい」と言い出したので、最初は凄い反対されました。長男ですし、実家も自営業ですからね。

それでも「絶対後悔するからやらせてほしい」と伝えました。

両親も既に東京にいる人間にそんなこと言われたら力ずくで説得するわけにもいかないですし、父は当時から厳しい人だったんで「勝手にしろ」といった感じでした。

役者は辞める辞めないではなく自分の中で“生き方”だと思っています。これまで僕の中で辞めるという選択肢が浮かんだ事はありません。

ーー今回の1st DVD『Hometown』についてお伺いさせていただければと思います。

まず発売おめでとうございます!ご自身のDVDの発売決定のお知らせを聞いた時はどのようなお気持ちでしたか?

お声がけいただいて率直に凄く嬉しかったです。自分自身にフォーカスを当てられることが嬉しくて。

舞台とか映像はやはり“作品”そのものにフォーカスが当てられるので、自分たちはある意味“駒”だという認識でいます。

お芝居をするときは、いかにシーンをよくするか、他のキャラクターをたたせるかを必ず考えなくてはならない。

ただ今回は自分のプライベートな部分というか、俳優として何かを演じるというのでなく、

“役者:山口大地”の存在にフォーカスをしていただいているというのがとても嬉しかったんです。

ーー今回の撮影は故郷の鹿児島で撮影されたとのことで、自分の出生地での撮影というのは感慨深いものがあったかと思います。撮影自体はいかがでしたか?

当初、撮影場所は鹿児島とは決まっていなかったんです。

今の自分を創ってくれた場所、人、環境などを一つのDVDにできればと思い、話し合いの中で鹿児島に決まりました。

今まで家族や友人といる自分の姿をお見せしたことはありませんでした。鹿児島弁で話している姿も初めてじゃないですかね?!プライベートな自分を見せる小っ恥ずかしさみたいなものはなかったですが、親父との会話とかって男はちょっと恥ずかしいですよね(笑)。

今回のDVDに関して家族はとても喜んでいました。

ーーご実家がお茶工場とのことで、お茶屋を継いだ弟さんとも撮影されたとのことですが、不思議な感覚と共に今までの人生を振り返る機会などもあったかと思います。

撮影後に弟さんとお話しされたことや、撮影後に俳優人生を振り返って思ったことなどありましたら教えてください。

弟は僕と逆で、寡黙なタイプなんです。下二人は双子なんですが、どちらも言葉数は多くないので三男が出演してくれたのは嬉しかったです。

撮影で三男に「お兄さんについてどう思いますか」みたいな質問をスタッフさんがされてるんですが、

そういう質問って僕自身からはできないじゃないですか(笑)。

家族でいる時もそんな話にはならないので、仕事を通してそういった質問をされ、戸惑いながら

「いい兄貴だと思いますよ」と答えている三男が新鮮で、それこそ小っ恥ずかしかったです。

そういったエピソード含め、自分の中では今回のDVDは本当に宝物です。

今後、自分に子供ができた時とか、自分の孫ができた時に見せれるかもしれない。

それができるっていうのは本当に家宝ですね。

ーー今回のDVDで山口さんのお気に入りの箇所(シーン)はございますか?

面白いなと思ったのは、魚釣りのシーンです。

「このタイミングで一匹釣れたら“諦めかけたその時!!”ってテロップ出せるのにな」なんてスタッフさんと話してたら本当に釣れたんです!!そんな奇跡の瞬間是非見て欲しいですね。

もう一つは高校の同級生が出演してくれたシーンです。

一般の人なんで、何を話していいかわからないでしょうし、逆に遠慮してしまうと何も話せなくなってしまうと思ったので、「とりあえず包み隠さず全部話してよ」とお願いしたんです。

そしたら本当に使えない話ばかりし始めて(笑)。事務所のチェックも大変だったと思います。

地元の仲間たちは既に家族や子供がいるので、こういった機会がなければなかなか集まることもありませんし、その時間はすごく幸せでした。

ーーDVD発売記念イベントも4月23日(土)に開催されるとのことでファンの方々にとっては貴重なお時間になるかと思います。

最後にファンの皆様に向けて、メッセージをお願いします。

僕としても日ごろの感謝の気持をSNSとかではなく、一人ひとり目を見て伝えたいというのがずっとあったので本当に楽しみです。

このDVDを観て僕を近くに感じて欲しいですし、これを買ってくださった方々を僕自身も近くに感じたい。

34歳になって、見られる仕事であるということを前提に、隠すこともなくなってきているなと思っています。

よりファンの方々とつながりを強くして、これからいろんな景色を一緒に見ていきたいと思っています。

僕の家族もファンの皆さんに感謝をしています。

地元の友人たちも「大地を応援してくれてありがとう」と思ってくれています。

僕の家族、友人の言葉もこのDVDを観て感じてほしいです。

4月23日(土)にお会いできるのを楽しみにしています。


★俳優の山口大地さんに1st DVD『Hometown』について語っていただきました!

“嬉しい”という言葉を沢山使われており、今回のDVD発売が心から嬉しかったというのが伝わってきました。また山口さんの人柄の良さや、家族、仲間を大切にされる方なんだなと思い胸が熱くなりました。

果たしてどのようなDVDになっているのか。今から楽しみです。

発売記念イベントも是非チェックしてください!

【DVD概要】

山口大地1st DVD『Hometown』

発売日:4月23日(土)

販売元:(株)スクロール

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