2026年8月15日(土)、16日(日)の2日間にわたり、日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット 108」が、東京・有明ビッグサイトで開催された。

夏冬の恒例イベントとして、国内外のサブカルチャーが一堂に会する「コミックマーケット」。今回の来場者は、公式発表によると15 日、16 日ともに各13 万人、延べ26 万人とのこと。
不安定な気候もあってか、2025 年末開催の「コミックマーケット107」からおよそ4 万人少ない人数となった。

1975 年に第1 回を開催したコミックマーケットは、昨夏の「コミックマーケット106」から今回の「コミックマーケット108」までを「50 周年イヤー」と位置づけ、さまざまな施策を実施。
公式グッズ販売やオリジナルプリントシール機の設置、スタンプラリー、オリジナルフレーム切手の販売など、スペシャルな企画が会場のあちこちで用意されていた。

スタンプラリーを楽しむ参加者が列をなしていた。
コミケ参加者による寄せ書きコーナー「コミックマーケット調査隊」では、「いつまで参加できそう?」というテーマで意見を収集。70 歳以上まで参加する!という頼もしい意見が大多数を占めていた。コミケの未来は明るいぞ!

準備会販売ブースでは、さまざまなグッズのほかに「コミックマーケット50 年史」や、新書「コミックマーケットへようこそ」といった書籍も販売。新書「コミックマーケットへようこそ」の著者・おーちようこさんもブースでお出迎えしてくれた。


ちなみに今夏は全国的にゲリラ豪雨が頻発しており、夏コミの両日も晴れたり雨が降ったり……と、先の読めない天候。終日、高い気温と湿度がビッグサイトを包み込んでいた。雨が上がった後は、天井近くがうっすら霧がかかっていたようにも見え、「これが、かの有名なコミケ雲か!」と感動した記者であった。
■今回の注目ジャンルは「超かぐや姫!」
今回の目玉は、やはり2026 年の大ヒットアニメ「超かぐや姫!」だろう。スタッフおつかれ様本が頒布されるということで、長大な行列が形成されたほか、二次創作サークルも多数。会場を華やかに盛り上げた。
同人誌だけにとどまらないのがコミケの魅力。定番ジャンルの「ガンダム」関連でいうと、版画を発表するサークルや、本当に動くゴッドガンダムを持ち込むサークルなど、さまざまなスタイルで作品愛を表現していた。


■今年のトレンドは「臭い対策」⁉ 今回も大盛況の企業ブース
西3、4ホールおよび南3、4ホールでは、さまざまな企業がブース出展。コミケ限定グッズの販売のほか、サンプルグッズの配布、公式コスプレイヤーによる撮影会など、趣向を凝らした企画が各ブースで用意されていた。

今後放送、配信、リリースが予定されているアニメや出版社、ゲームメーカーなどが多数出展していた。
今回、印象的だったのが「臭い対策」である。「ラブライブ」とのコラボで出展した「ファブリーズ」のほか、消臭スプレーを販売する株式会社ワカヤマがゲートをくぐると消臭スプレーが噴霧される「消臭ゲート」を披露するといった具合に、コミケあるあるの「臭い」にいかにして向き合う企業が複数見受けられた。



メロンブックスは、「誇り高い袋」を配布。何かと荷物がかさばるコミケを乗り切るアイ
テムとして、大活躍してくれたはず⁉


遊戯機メーカー・サミーは、最新機種「リコリスリコイル」を展示。クオリティ高いコスプレイヤーさんたちが、遊技機を案内してくれた。



スマホアプリゲーム「ブラウンダスト2」ブースでは、登場キャラクターに扮したセクシーなコスプレイヤーが入れ代わり立ち代わり登場。ベストショットを収めようと、多くの来場者が撮影スペースに押し寄せた。





もちもちしたキャラクターのほっぺが特徴的なアプリゲーム「トリッカル」ブースでは、キュートなコスプレイヤーさんだけでなく、マッチョなコスプレイヤーさんも!


もちもち…っていうかムキムキじゃないですか、やだー!美少女RPG「TERBIS」を開発中のWebzen ブースでは、夏らしく水着コスプレイヤーさんが大集合!



5pb.ブースでは、15 周年を迎え新たな展開が控える「シュタインズゲート」フォトスポットを用意。


人気VTuber を多数擁するホロライブのブースでは、人気VTuber たちが生でトークを披露するモニタリングトークを実施。ブースは、その人気を証明するかの如く、パンパン!

今年も参戦! 愛知県は知多半島のご当地コンテンツ「知多娘。」ブース。今回も、声優を務める皆さんが来場し、周囲に元気を振りまいていた。

自動車メーカー・ホンダは、本物のレーシングマシーンを展示!



さらに、レーシングカーを運転する際の振動をリアルに再現したシミュレーターも展示。臨場感あふれる振動を楽しむことができた。
今回も、バラエティに富んだサークル、多彩な企業が参加し、お祭りムードを盛り上げていた「コミックマーケット108」。物価高、石油不足など同人文化を取り巻く状況は必ずしもよくはない2026 年だが、それでも創作への情熱は絶えることはない!日本が誇る同人文化の力強さすら感じさせる夏コミであった。
次回の「コミックマーケット109」は、有明ビッグサイトで12月29日(火)~31日((木))に開催予定だ。
(取材・文・撮影/クンダリーニ林田)





