「この人は味方?それとも……?」綾野剛が演じる“メンター”に翻弄される、𠮷田恵輔監督最新作『mentor』
磯村勇斗さんと末澤誠也さん、そして物語の鍵を握る“メンター”・埜本潤を演じる綾野剛さんという豪華キャストを迎え、『ミッシング』『空白』『ヒメアノ〜ル』など、独自の視点で人間の可笑しさや怖さを描いてきた𠮷田恵輔監督が手掛ける最新作『mentor』をご紹介します!
『mentor』
◆公開日:2026年10月16日(金)全国ロードショー
◆配給:エイベックス・フィルムレーベルズ、スターサンズ © ︎2026「mentor」製作委員会

© ︎2026「mentor」製作委員会
【STORY】
それは運命の再会だった。引きこもりがちな日々を過ごす拓海(末澤誠也)の前に現れたのは、15年前に拓海が起こした花火遊びによるアパートの火事で大火傷を負い、妻子を失った埜本(綾野剛)。恨んで当然の相手なのに、土下座して詫びる拓海を埜本は優しく包み込み、外の世界へ誘い出しては「俺がいるじゃない」と笑いかける。
その日から拓海の人生はキラキラと輝き始めた。眩しいまでにポジティブな助言を授けてくれる埜本を拓海は“メンター”として慕い、急速に距離を縮めていく。
一方、拓海とともに火事を起こした龍之介(磯村勇斗)は、アーチェリー競技と出会って夢を追いかけていた。オリンピックの代表選考を控えた今の龍之介にとって拓海や埜本との再会は、平穏を装ってきた年月とその先にある未来を揺るがしかねず、埜本に触発されて被害者への謝罪にのめり込む拓海にも、不気味なほどに優しすぎる埜本の態度にも違和感を拭えない。
やがて事態はまさかの方面に転がり、償いと赦しでつながった歪な三角関係はもはや行く先を見失ったかと思われたが—。
【𠮷田恵輔監督が描く、笑えて、怖くて、どこか切ない人間たち】
『空白』『ミッシング』『ヒメアノ〜ル』など、人間の弱さや可笑しさ、目を背けたくなるような感情まで真正面から描いてきた𠮷田恵輔監督。
『mentor』では、「反省とは何なのか」「人は誰かを許すことができるのか」という、簡単には答えの出ない問いを、加害者と被害者という極めて緊張感のある関係性の中に落とし込んでいます。
出演者たちも、𠮷田監督ならではの世界に大きな刺激を受けたようです。
磯村勇斗さんは、𠮷田監督の作品について「すべてが綺麗事ではない」と語り、人間のエグみやちょっとした機微に物語が詰まっているとコメント。さらに、普通なら切り抜かないような人間の仕草や感情を描く演出に「役者としてもその表現と向き合えるのはすごく面白かった」と振り返っています。
初の個人映画主演となった末澤誠也さんも、監督について「天才なんだな」と感じたそう。
そして綾野剛さんは、𠮷田監督の映画に参加し演出を受けられることへの喜びを語り、「埜本という役を通して僕の中でも新しい剛さんに出会えた」と磯村さんから評されるほど、これまでとは異なる表情を見せています。

© ︎2026「mentor」製作委員会
【「反省」と「赦し」をめぐる、奇妙な三角関係】
物語の中心となるのは、15年前のある火事をきっかけに再会する3人。かつて花火遊びでアパートを全焼させてしまった拓海と龍之介、そしてその火事によって大きな傷を負い、妻子を失った埜本。
それぞれが過去を抱えながら、再び交わることになります。拓海は埜本から優しく受け入れられ、やがて彼を“メンター”として慕うように。一方、アーチェリー選手として未来を追いかける龍之介は、埜本と拓海の再会によって、封じ込めていた過去と向き合うことになります。
ここで面白いのが、単純な「罪を犯した人間が反省し、被害者が許す」という物語ではないこと。
そもそも、人は何をすれば「反省した」と言えるのか。そして、誰かを許すことは、本当にその人を救うことなのか。𠮷田監督は、そんな曖昧で答えのない問いを、ブラックユーモアを交えながら描き出します。
重いテーマを扱いながらも、登場人物たちの言動には思わず笑ってしまうような可笑しさもあり、その笑いのすぐ隣に、ぞっとするような人間の危うさが潜んでいました。物語がどこへ向かうのかをあえて先入観なしで見届けたくなる、予測不能な人間ドラマです。

© ︎2026「mentor」製作委員会

© ︎2026「mentor」製作委員会
【3人の個性がぶつかり合う、豪華キャスト】
本作の大きな魅力は、磯村勇斗さん、末澤誠也さん、綾野剛さんが生み出す独特の三角関係です。
磯村さんが演じる龍之介は、過去の罪を心の奥に封じ込め、アーチェリーに打ち込む人物。役作りのため撮影の約1年前から体づくりに取り組み、競技の練習にも励み、劇中のアーチェリーシーンを吹き替えなしで演じています。
一方、末澤さん演じる拓海は、長く過去のトラウマを抱えていたものの、埜本との出会いをきっかけに大きく変化していく人物。映画初主演という新鮮さに加え、真っ直ぐさと危うさを併せ持つ拓海を、強い存在感で演じています。
そして、3人の関係の中心にいるのが綾野さん演じる埜本。火傷の跡を負いながらも、拓海に対して優しく接し、前向きな言葉を投げかけるその姿は、一見するとまさに「メンター」そのもの。しかし、その優しさの奥には何とも言えない不穏さも漂います。
そんな埜本を演じる綾野さんについて、𠮷田監督は「綾野さんが悲しい顔をしているとこっちも悲しくなっちゃう。そういう綾野さんを撮りたいなと思って」と語っています。優しさや悲しさを自然に引き出す綾野さんの表情が、埜本という人物にどのような奥行きを与えているのかにも注目です。
さらに木南晴夏さん、酒井若菜さん、川上麻衣子さん、二村仁弥さん、黒沢あすかさん、田村泰二郎さんら実力派キャストが脇を固め、3人だけでは描ききれない「人間」の可笑しさや悲しさに厚みを出しています。
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© ︎2026「mentor」製作委員会

© ︎2026「mentor」製作委員会
【チケットペイ映画部より】
『mentor』を観終えてまず感じるのは、簡単に「いい話だった」とは言い切れない、なんとも不思議な余韻です。
誰かを傷つけてしまったとき、人はどう向き合えばいいのか。傷つけられた側は、相手を許さなければならないのか。正解のない問いを前に、3人の登場人物はそれぞれの方法で過去と向き合っていきます。
ただ、本作が面白いのは、そんなズンとくるテーマを重々しく描くだけではないところ。真剣なのにどこか可笑しい。笑っていたはずなのにふと背筋が寒くなる。そんな𠮷田恵輔監督らしい絶妙なバランスで人間の不完全さを映し出しています。
「反省」も「赦し」も一言では片づけられないもの。だからこそ、観る人それぞれが自分なりの答えを考えたくなる作品です。
そして、人生に迷ったり悩んでいる時ほど誰かの存在や言葉に救われることもありますが………
その出会いがその後の人生に何をもたらすのかは、ぜひ劇場で🔥
●筆者紹介
チケットペイ映画部 副部長
千葉県出身の30代。学生時代は某夢の国でアルバイト。都内の大学卒業後、保険会社勤務を経て2022年よりチケットペイに所属。好きなものは旅行、怪談系YouTubeやホラーゲーム配信鑑賞、マヨネーズ。
脚本・監督:𠮷田恵輔
製作:勝股英夫 四宮隆史 駒井有紀子 東城祐司 中村浩子 五十嵐淳之 古賀奏一郎 音楽:茂野雅道
エグゼクティブプロデューサー:前野展啓 ゼネラルプロデューサー:西山剛史 プロデューサー:大森美希 長井龍 古賀奏一郎
撮影:志田貴之 照明:常谷良男 録音:田中博信 装飾:吉村昌悟 衣裳:篠塚奈美 ヘアメイク:有路涼子
特殊メイクデザイン:藤原カクセイ スクリプター:増子さおり 助監督:松倉大夏 制作担当:榊田茂樹 鳥越道昭
編集:下田悠 音響効果:赤澤勇二 VFXスーパーバイザー:白石哲也 キャスティング:川口真五 題字:赤松陽構造 企画協力:石田雄治
製作:「mentor」製作委員会 製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ 企画制作:スターサンズ 制作プロダクション:SS工房
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ、スターサンズ © ︎2026「mentor」製作委員会
公式サイト:
公式X:
https://twitter.com/eiga_mentor
公式Instagram:
https://www.instagram.com/eiga_mentor

© ︎2026「mentor」製作委員会
■「チケットペイ 」とは
イベント主催者がWEBから登録するだけで簡単にチケットが販売できるサービスです。リアル・オンライン両方のイベントに対応、販売手数料は売れた分だけ、リアルタイムで内容編集や販売状況の確認も可能です。
音楽・イベント・スポーツはもちろんのこと、個人主催のイベントから大規模な入場管理システム構築も可能です。

サービスサイト:





