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【前編】東京女子特撮部x榊原徹士「特撮愛がチキュウを救う!」

10.3大田区大会で全員がタイトルマッチを控える東京女子特撮部。当日は特撮LOVEを爆発させてもらうべく、キュウレンジャー:カジキイエローこと榊原徹士さんとの大会直前対談に臨んでいただきました!

取材:スレンダー川口

https://x.com/slender_kg

■「キュウレンジャー」10周年へーー世代を超えて生まれた戦隊 

中島)キュウレンジャーで特殊衣装のエキストラ募集ありましたよね。私、試合そのまんまのコスチュームで応募しようか迷ったんです(笑) 

榊原)劇場版のやつだ! 

中島)私、榊原さんとほぼ同世代なんですけど、キュウレンジャーって同世代とか上の年齢層だったので、そんな方々が戦隊で活躍されるんだってすごい嬉しかったんです。

榊原)噂ではキュウレンジャーの追加戦士で入った鳳ツルギ(演:南圭介)をきっかけに、その後の戦隊もいろんな世代を入れようって方向になったとか。人数も多いし30オーバーの人も必要じゃないかみたいな話になって。南さんが当時31か2で、作品の仕上がりが結果的に「やっぱ大人入れるのも良いな」ってなったと。

中島)鳳ツルギはキャラがキャラなんで、スピンオフ作品とかにそのまんま出てすよね。スペーススクワッドvsキュウレンジャーは好きな要素がいっぱいあったんです。ゲストには私の大好きなカクレンジャーのツルヒメ:佐々木さんが出られてて、もう何周も見てます。スペーススクワッドシリーズが大好きで気合入れたい時に見るお気に入り作品の一つです。 

榊原)マジですか!嬉しい!南さん今連絡したらほんとに来るんじゃないかな(笑)

愛野)来て欲しい~(笑)

中島)ニチアサの撮影は朝早いと聞くんですけど、やっぱりハードでしたか? 

榊原)1年間ほぼ5時半集合とかじゃないですかね。レッドとグリーンの二人、主役とヒロインはやっぱ大変だったので、休憩中はなんかもうゾンビのようでしたね(笑) 

愛野)うわぁ~。

榊原)休憩中とかそれぞれの寝方があるんです。例えば南さんは背が高いので首の後ろにヘッドレストが来るように、絶対に口をこう開けながら寝るんです。僕とサソリオレンジやってた岸くんは一番後ろで。僕はあぐらを組んで背もたれを倒して寝てたんです。あ、桜子ちゃんはちっちゃくなって体育座りの形で寝てました。

風城)かわいい~。でもそれだけ大変だったんですね。 

榊原)僕はまだプロレスを見たことがないんです。たまたま自分のファンの方がプロレスにハマってて「絶対見た方がいいですよ。めちゃくちゃ面白いんです!」って言われて今日この日を迎えてます。ニンニンジャーのブルーをやってたガクちゃん(松本岳)は普通に友達なので「ちょっと見に行かん?」みたいに話してます。

東京女子特撮部)ぜひ!!お待ちしております(全員で頭を下げる)

榊原)そう、南さんは必然的に連れて行きます(笑)

中島)私は逆にプロレスラーは全員特撮を見た方がいいと思ってるんです。 戦隊ものが特にそうなんですけど、1話30分の中でも頑張り時とかありますし、どうあがいていくのか、プロレスの戦いと通ずるものがあるんです。ピンチの時に曲が流れるとか。 

榊原)おお~、はいはいはい。 

中島)これはずっと言ってるんですけど、私たちは自分がキツい時は頭の中に挿入歌を流して頑張るんです。

愛野)もう脳内がそれで出来てるんです(笑) そういう仕組みになってます。 

榊原)え、ちなみに何が流れるんですか?

中島)あんまり「頑張るぞ!」みたいな曲じゃないですけど、私は忍者戦隊カクレンジャーが一番好きなので「星よ、にじむな!」です。結構バラード調(笑)

愛野)私はめっちゃもう、ゲキレンジャーの「過激気!」です。スーパーゲキレンジャーにパワーアップする時の曲なんですけど、それがかかります。凄い盛り上がります! 

風城)私はなんだろう。その時によるんですけど炎神戦隊ゴーオンジャーかな~。

榊原)えー、すご!みんな面白い! 

愛野)ハルはキュウレンジャーの時何歳?

風城)9年前なんで9歳ですかね。

中島)キュウレンジャーも新しいと思ってたんですけど、もう 9年経ってる(笑) もうすぐ 10周年なんですね。ちなみに、何かあったりするんですかね(全員期待の眼差し)

榊原)僕らは全員やりたいって言ってるんですよ。10年ぶりに演じるってなったらば、一番の注目は、レッドとグリーンの二人。当時19と18なんですよね。もちろん直近でも会ってはいるんですけど、10代だった子が20代後半になり、改めてその役のお芝居をする。そんなシチュエーションにめっちゃ期待感あります。

中島)私たちもわくわくしながら待てるんですね。

榊原)ナーガさんをやってたタイちゃん(山崎大輝)とか、岸くんとか南さんとかも含めて、もともと20代中盤から後半の場合って芝居の練度が上がるだけなんですよ。まあ南さんは絶対ボケ散らかすだろうけど。自然に大人になった状態で演じるのは僕も初めて見るので、すごい楽しみです。

風城)わあ~(机の下で小さく拍手)

榊原)20歳ぐらいに戦隊やってた子にも聞いたんですけど、年齢が近いとどうしてもライバル意識が芽生えてしまう。勝ちたい気持ちが出る。その”勝ちたい”は1年間やってるとすり減ってくらしいんですよ。やっぱりレッドというポジションには勝てないし…とか。だから当時27歳の自分としては『とりあえずおもろい現場を作る』が全てでしたね。

風城)お兄さん役だ(笑)

榊原)だからね、いつも「なんかあった時は大体ナーガかスパーダでオチをつけてくれ」みたいな感じのセット撮影だったんですよ。「最後カメラ振るから」と。台本には書いてないんですよ、何にも(笑) 

中島)それは基地の中のシーンですか? 

榊原)そうです。僕らの中ではスタッフさんを笑わせたら勝ちだみたいな。前半に掃除のくだりがあるんですけど、ナーガの上に雑巾乗っけたら面白いかな、で、ナーガが投げたやつをたまたま僕がバケツでキャッチした。まさに遊び心というか、アドリブで生まれたものとかあるんですよ。ラッキーとハミィちゃんが凄い楽しみにしてました(笑) 

中島)役としてのスパーダもちょっと見守るようなポジションを取ってたじゃないですか。現実でもきっとお兄さんの役回りだったのかなと。

榊原)当初「最後の砦みたいな感じに捉えといていてほしい」みたいに言われてました。でもその後に南さんが来てくれて、「この人がいたらもう大丈夫だ」と。30代の追加戦士を、11個ぐらい離れてる若者たちがイジるって関係が生まれたのが、一番良かったことだと思います。僕は見守りが第一優先、 楽しむより波を立てないようにしてたので、ほんと南さんで助かったって思ってます。 

愛野)うちの団体も今レスラーが27人いるんです。一番下は15歳? 

榊原)ジュウゴサイ??

風城)さとうももが15歳、高一です。だから一番上の世代とは20歳ぐらい幅があるんです。

中島)東京女子プロレスとキュウレンジャーは似てるかもしれない。 

風城)人数が3倍ぐらいですけど(笑) 

中島)ふふふ、若手としてコグマスカイブルーとかもいるじゃないですか。あ、もしかして10周年は大人になったコグマスカイブルーが見れたりしますか?

榊原)そうですね~、もうほぼ20歳なので。 

愛野)え~、かわいい。 

榊原)キュウレン後はいろんな一般の世界を学びたいみたいな。ずっと子役やってたが故に普通ってものを体感したいみたいな。びっくりするぐらい将来設計ちゃんとしてます。「ねえ、人生何周目なの?」って聞きましたよ(笑)

■3人がプロレスラーになった理由。榊原徹士の原点

愛野)ハルがプロレスラーになったの何歳だっけ? 

風城)私はギリ14。 

榊原)ジュウヨン?中二? 

風城)その時は中三でした。今は18です。 

榊原)18ですか~。多分何回も聞かれてると思うんですけど、皆さんそれぞれプロレスラーになろうって思ったきっかけって何なんですか?

風城)私は親がプロレス好きだったので、あんまり自我が無い時からプロレスは基本生活の一部。途中で東京女子さんを見て、あの、隣にいるユキさんが好きになって。もう気づいたら自分はプロレスラーになるんだっていう流れになってて、結果なりました。 

榊原)え?じゃあ”推しが隣にいる”ってこと?すごい環境ですね!

愛野)今二人でタッグ組んでるんです。 

榊原)うわぁ、マジっすか!めちゃくちゃ観に行きてえな、ホントに(笑) 

愛野)私は子供の頃に父親が持ってた「1・2の三四郎2」ってプロレス漫画を読んで興味が沸いたんです。でも出身が岡山で近くで興行があんまり無かったんです。大学でこっちの方に出てきてから姉と一緒に観に行くようになり、気付いたら姉が「プロレスラーになる!」って言い出して(笑) 私はまずプロレスラーになるって発想がなかったから、「それありなんだ!じゃあ私も!」ってなりました(笑) ハルがお客さんの頃はしばらく実の姉妹のタッグで戦ってました(実姉は天満のどか 2022年引退)

榊原)ええ~、マジですか?プロの姉妹ってことだ。

中島)凄いんです、家庭が。お姉さんはもともと私たちの仲間だったんですけど、引退して田舎で農業をやってるんです。そのお姉さんの旦那さんもプロレスラーなんです。 

愛野)一族に三人いるんですよ。みんな「力仕事は任せて!」になってます(笑) 

榊原)もう強っ!

中島)自分はもともと吉本興業にいたんですけど。

榊原)そうなんですか!?じゃあ先輩ですね。

中島)え?え?なんで吉本にいらっしゃった…?

榊原)最初は吉本で…、あ、まずは中島さんのお話を。 

中島)はい。16期生とかで、普通に芸人の養成所にいたんです。現状打破したい時期にプロレスに出会って。あんまり運動とかしたことなかったですし、当時もう二十歳だったし、あ、その頃の女子プロレスって十代から始めないと遅いみたいな時代でした。

榊原)音楽でもスポーツでも何でもそう言われてましたよね。

中島)ところがあったんですよ。うちの団体がちょうどまだ旗揚げ前で、22歳まで募集をしてたんです。で、入ったって感じです。スターティングメンバーなんです、私(笑)

榊原)えー、柱じゃないですか。 

愛野)団体一のテクニシャンなんです。一番背が低いんですけど、一番技術がある方です。 

中島)スターティングメンバーにもう一人、めっちゃ打撃が、当たりが強いヤバい女がいて、その二人でやってたんです(笑) 

榊原)だからテクニックを磨こうって思ったんですか?

中島)う~ん、なんか地味な技術って大事じゃないですか。それにこの段階が出来たら次ここって、 やった分だけ結果が出るじゃないですか。あんまりそこにセンスを必要としないなと思って、私は積み重ね型なので余計にフィットしましたね。

榊原)多分本人の中ではそれをセンスと捉えてないんですけど、裏側で作ってきた努力とか実力があるから、表側で見る人たちはそれをセンスだと思うんですよね。結果めっちゃすげえ人になってるんですよ。何より吉本興業だったことにびっくりしました。僕もつい2年ぐらい前までいたので。

中島)あ、もっと早い段階で退所されてるかと思いました。一番最初はテレビですか?

榊原)そうですね。新選組リアンというグループに受かりました。次の日にはもう「人生が変わる1分間の深イイ話」の収録だったんですよ。

風城)うわぁ、次の日はヤバイですね。 

榊原)もう何も知らない大学生が急に日テレのスタジオ行って「デビューします」みたいな。コメント撮りしますみたいなことになって。隣に紳助さんがいるし。

愛野)それもヤバイですね(汗)

榊原)で、しっかりと鼻が伸びて、伸びに伸びきって折れたタイミングでキュウレンジャーに受かった。吉本の中では戦隊レギュラー出演はほぼ初めて、よっしゃここから頑張ろう!人生変えるんだーと思って必死こいてやったのはめちゃめちゃ覚えてます。

中島)養成所でラッキィ池田さんの授業があったんですけど、キュウレンジャーのエンディングはラッキィ池田さんの振付で。私好きだったんですけど途中で振り付け変わるんですよね(笑)

榊原)わはははは!僕もすごく好きだったんですけど、面白いものを作ろうとしていろんな意図があったし、変えざるを得ない理由もあったっていう(笑) 

中島)人数も多くて人間じゃないキャラクターもいる戦隊でわくわくしてました。

愛野)それがめっちゃ良い。それが良かった。 

榊原)常時あの人数のロボがいるっていうのは、基本的にとんでもない人数の声優さんがスタジオにいらっしゃってたんで、僕らからしたら「耳幸せだな…」と思ってました(笑) 

中島)撮影はその場の声ですか。お芝居のやりとりって。

榊原)そうですそうです。入っている皆さんの声をなんとなく聞いて、台本を当ててやってました。でもJAEの皆さんと仲良くなる年と仲良くなりづらい年もあるというか。変身したら自分たちの素面の出番がないのでずっと見てる人もいれば、体調も踏まえ帰る人とか。

風城)え~、ずっと見てたい。

榊原)僕らの時はずっとJAEの皆さんがいたので、例えばレジェンドと言われる岡本次郎さんがチャンプの中に入ってたんですけど、面白かったですもんね。みんなが緊迫してる中、昼前ぐらいに「チャンプ、本日アップです」って声かかったら、次郎さんが「おつかれした!」ってめちゃめちゃ嬉しそうに言っちゃうとか(笑)

三人)あはははは!

榊原)「やめてくださいよ~。俺ら今日ずっとあるのに~」とかね。「悪いな。先帰るな!」ってふざけてくれる。でもちょっと本心入ってる(笑) 

風城)ふふふ、ちょっと分かります。

榊原)仕事はちゃんとやる。笑っていい環境も作ってくれる。それがめっちゃ良かった。そうしてくれるとこっちもボケていいし、次郎さんにツッコんでもいい。ラプターに入ってた五味ちゃんも。 

中島)え!五味さんはお友達です。たまに観に来てくださいます。自分の中ではルパパトのイメージで固定されちゃってました。ラプターのどっちもやってたんですか? 

榊原)どっちもやってました。 

中島)以前、高岩誠二さんの舞台にちょっとだけ出させていただいたんです。稽古3回しか出れなくて、ゲネの時はアメリカ行ってたし、初めての通しが本番みたいな謎の出演(笑) その時にちょっとだけ五味さんとも立ち回りをさせていただきました。

榊原)そうなんですね!うわぁ~。1年間ホントにお世話になってたんで五味ちゃんに。

中島)ラプターとの絡みが特に多かったですもんね。 

榊原)面かぶってる状態なんですけど、半年ぐらい経ったら面白いことやるのかやらないのか、ニヤついた顔してるなって分かるようになって。アクション的な基礎要素も、ジュウオウの南羽くんがやってたトレーニングを教えてくれたり。ほんと良くしてくれてました

※後編、「戦隊の現場は体育会系?ーー受け継がれる特撮愛」に続きます。


<プロフィール>

中島翔子

https://www.instagram.com/nk147cm

https://twitter.com/nk147cm

愛野ユキ

https://www.instagram.com/tenmaino

https://twitter.com/yuki25venus

風城ハル

https://www.instagram.com/haru_tjpw

https://twitter.com/haru_tjpw

榊原徹士

https://www.instagram.com/tetsujisakakibara

https://twitter.com/tetsuji_s_1206


<TJPW 大会概要>

名称)WRESTLE PRINCESS Ⅶ

日時)2026年10月03日(土) 開場 13:00 開始 14:00

会場)東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)

チケット

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=63224

<榊原徹士 出演情報>

名称)アーク・レクイエム~黎明ノ章~

期間)2026年11月11日 (水) 〜 2026年11月15日 (日)

会場)東京・六行会ホール

公式HP

https://www.ark-requiem.com


対談の後編はこちら!

https://creators.ticketpay.jp/archives/5057

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