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チケットペイ映画部 <月イチ映画探訪5月号②>

セリーヌ・ソン監督が描く、“商品化された恋愛”の危うさ

映画『マテリアリスト 結婚の条件』が描く現代の婚活

文◎チケットペイ映画部 後藤部長


今回はセリーヌ・ソン監督作『マテリアリスト 結婚の条件』を取り上げます。
興味深い内容の映画でしたのでご紹介させていただきます。

『マテリアリスト 結婚の条件』

◆公開日: 5月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー

◆配給: ハピネットファントム・スタジオ

Copyright 2025 © Adore Rights LLC. All Rights Reserved

【STORY】
ニューヨークの結婚相談所で“マッチメーカー”として働くルーシーは、「天性の婚活カウンセラー」と絶賛され、仕事一筋の多忙な日々を送っていた。また、彼女自身は恋愛を感情だけでなく“資産価値”でも冷静に判断するマテリアリスト(=物質主義者)だ。そんな彼女の人生が、二人の男性との出会いと再会によって激しく揺れ動く。一人はルーシーがマッチングさせたカップルの結婚式で出会った新郎の兄ハリー。身長180cm、気が遠くなるほどリッチな投資家、家柄も人柄も学歴も一流、すべてが“完璧”な彼から情熱的なアプローチを受けたのだ。一方の再会は、その披露宴の席でウェイターをしていた元カレのジョン。互いに愛し合っていたが、俳優を目指してバイトを転々とする彼との貧乏生活に耐えられず、破局した。ルーシーはハリーとの真剣交際に踏み出すが、夢を諦めないジョンへの想いも再燃。そんななか、クライアントがある事件に巻き込まれ、ルーシーは仕事も恋愛も岐路に立たされる──。


【作品紹介】
A24製作 × 『パスト ライブス/再会』 セリーヌ・ソン監督 最新作!
ダコタ・ジョンソン × クリス・エヴァンス × ペドロ・パスカル
NYを舞台に現代の婚活市場を描く、ロマンティック・ラブストーリー!
A24製作作品歴代3位の成績を記録した(25年12月時点)話題作が、遂に日本に上陸します!

【豪華キャスト集結】
前作『パスト ライブス/再会』(2023)が大絶賛され、華々しい長編映画監督デビューを果たしたセリーヌ・ソン監督の才能に惚れた豪華キャスト陣が本作に集結しています。
スタイリングも華やかでお洒落な雰囲気も魅力的です!

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<ダコタ・ジョンソン>asルーシー
NYの結婚相談所で働く凄腕マッチメーカー。
恋愛を“資産価値”で冷静に判断する
マテリアリスト(=物質主義者)でもある。

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<クリス・エヴァンス>asジョン
ルーシーの元カレ。夢を追う売れない俳優。
バイトを転々とし、ルームシェアで友人と暮らしている。

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<ペドロ・パスカル>asハリー
ルーシーのクライアントの兄で大富豪。
身長180cm、家柄も人柄も学歴も
結婚相手としてすべてが“完璧”なルーシーの恋人。

【監督の実体験が元になった物語?!】

前作『パスト ライブス/再会』(2023)はソン監督の実体験を元に描かれた作品でしたが、本作も駆け出しの劇作家だった監督が生活費を稼ぐためにやったマッチメーカー(結婚紹介所の職員)時代の実体験から着想を得ています。
「結婚紹介業で学んだのは、メディアの描く恋愛がどれだけひどく人の脳と心を堕落させたかということです。メディアは、あなたはこうあるべき、あなたが残りの人生を共に過ごすパートナーはこうあるべき、こんなエロティックな人生があなたにふさわしいと提示し、それを信じ込ませました。」と語るソン監督。
日本でもSNSなどで柔軟性に欠いた価値観を押し付ける内容の投稿が多い昨今。自ら考え、選択する大切さを学ぶ機会になるかもしれません。

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【ステータスで人を判断する危うさ】
年収1,000万円以上、身長170㎝以上、30歳以下、離婚歴無し。
人生のパートナーを探すとき、誰にでも理想とする人に近い人を求めます。
ただそのステータスのみで判断することの危うさを本作は描いています。
「本作は私が学んだ真実をもとに描いています。私たちが交際と呼ぶ関係性を通して、とても奇妙で暗い互いの人間性の客観化があって、そこから互いを現実的に商品化していくんです。交際は恋愛を追い求めるためにするはずなのに」と説明するソン監督。

ダコタ・ジョンソン演じるルーシーは最終的に何を一番大切にした選択を行うのか?
その結末は是非劇場でご確認ください!

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【チケットペイ映画部より】
『パスト ライブス/再会』(2023)が描いた男女の着地点にとても感動したのを覚えています。
今ここまで真摯な恋愛映画を創る映画監督は少ないのではないでしょうか。
気づけばSNSを開き、インプレッション稼ぎのために似たような思想を無意識に刷り込まれ、さらには人工知能に答えを委ね、自ら考えることや感じることを放棄してしまっている方も多い昨今。
一度スマホを閉じ、人と対話するキッカケになる映画だと思いました。
やっぱり人と話している方が楽しいよね(笑)

●筆者紹介
チケットペイ映画部 後藤部長
チケットペイ映画部発足メンバー&部員。1989年生まれ、愛知県出身。美術大学進学後、役者の道へ。映画配給会社勤務を経て、2020年にチケットペイに所属。好きな食べ物はハンバーガーと寿司。


『マテリアリスト 結婚の条件』
5月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー
Copyright 2025 © Adore Rights LLC. All Rights Reserved
配給:ハピネットファントム・スタジオ

監督・脚本:セリーヌ・ソン(『パスト ライブス/再会』)
キャスト:ダコタ・ジョンソン(『フィフティ・シェイズ』シリーズ、『マダム・ウェブ』)、クリス・エヴァンス(『キャプテン・アメリカ』シリーズ)、ペドロ・パスカル(『エディントンへようこそ』

「ナルコス」シリーズ、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』)
2025年製作/アメリカ/116分/英語/カラー/ビスタ/5.1ch/
原題『Materialists』/日本語字幕:牧野琴子


<作品公式まわり>
・作品公式サイト:

https://happinet-phantom.com/materialists/

・作品公式X:

https://x.com/materialists_jp

・作品公式Instagram:

https://www.instagram.com/materialists_jp/

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